目録情報の基準 第5版
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[前ページ] 8.3 統一標目形
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8.4 から見よ参照
から見よ参照(SF)は,統一標目形とは別の形からの検索を可能にするための参照形である。
- 1.から見よ参照の作成の範囲及びその形は,目録規則に基づく。
ただし,総合目録データベースにおいては「説明つき参照」は作成しない。
- 2.「一般的参照(general reference)」のような,複数の標目に適用可能な参照は作成しない。必要があれば単一の標目に対する参照を作成する。
- 3.統一標目形の別の文字の形は,参照形とする。
例えば,AACR2形の統一標目に対するギリシャ文字形,キリル文字形,日本語カナ形,中国語漢字形等は,参照形である。
- 4.適用する目録規則の違いにより標目の形が異なる場合は,適用しなかった目録規則に基づく形を参照形とする。特に,次の場合は,必ず参照を作成する。
- (a)NCRを適用する資料に対して作成されるAACR2形の標目が,NCR形と異なる場合
- (b)AACR2を適用する資料に対して作成されるNCR形の標目が,AACR2形と異なる場合
解説(参照作成の留意点)
参照作成の際は,以下の点に留意する。
- 従属的に記入される団体の場合,レベルの異なるものへの参照は作成しない。
- 標目となる団体名に階層がある場合,異なる形からの参照は,上位から順に各階層毎の単位で作成する。したがって,下部組織名を上位団体の異なる形に従属させた形からの参照は作成しない。
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