データ修正には,次のものがある。
修正指針で,修正不可の場合については,別途新規書誌データを作成する。これによって作成された書誌データは,同一資料に対する書誌データと考えられる場合であっても,「並立書誌データ」として存在を許容する。
共有データの削除が必要な場合は,各参加組織は,そのデータにかかわるリンク関係の確認,所蔵データの削除等を行った上で,削除予定データとして処理する。
第5版適用以前は,修正項目の発見館が慎重に修正しうる内容以外は,当該データの作成館と相互に連絡協議を行う必要があった。第5版適用以降は,原則として,第5版適用以前に連絡協議を行っていたような場合は新規に書誌データを作成することとし,これによって,連絡協議による書誌調整は廃止する。
同一の資料に対する並立書誌データは,機械処理により相互に関連付けられ,RELATIONデータセットに登録される。NACSIS-ILL等の書誌利用においてRELATIONデータセットを活用することで,並立書誌データ同士をグループ化した形や関連付けた形で表示することができる。
また,並立書誌データとは異なり,書誌データの内容に全く異なる点が見られない書誌データは「重複書誌データ」として,国立情報学研究所が統合処理を行う。統合された結果は,国立情報学研究所からの書誌データ調整連絡の対象になる。
なお,和漢古書等,記述対象資料毎に作成する書誌データは,これまでと同様,統合しない。