各項目中のデータ要素は,原則としてISBD(International Standard Bibliographic Description)(ISBDに対応しない項目についても類似の形式)に従って記述する。
このブロックは,次の諸要素からなる。
*の項目は,和古書,漢籍,西洋古典籍等,記述対象の資料毎に所蔵館が書誌データを作成し,その書誌データが他館で活用されることを前提としない資料,多巻物であっても情報源が先頭の巻など1か所にしかないマイクロ形態資料等で,複数の出版物理単位が表現されている場合は,対になって繰り返すことができる。
なお,コード類は,原則として,USMARCフォーマットのコード体系に準拠する。
このブロックは,目録記入の記述の部分に相当する。
各フィールドのデータは,ISBD区切り記号法に準拠して記述するが,各データ要素の機械的識別のため,一部の記号法を改変して使用するところがある。
データの記述に当たって適用する目録規則は,原則として日本語資料,中国語資料,韓国・朝鮮語資料についてはNCR(日本目録規則)1987年版改訂3版,左記以外の資料についてはAACR2(Anglo-American Cataloguing Rules, 2nd Edition)とする。
本基準の中で,特に指示がない場合は,目録規則はこの2種類をさし,各々単にNCR,AACR2とも言う。
ただし,PREBOOKデータセット中の書誌データや参照データセットからの流用入力によって作成された書誌データは,作成元の目録規則に基づいた記述を許容する。
このブロックには,以下の項目がある。
これらの項目では,目録作業時に他のデータとのリンク形成を行う。リンク形成後,各項目にはリンク関係の情報が示される。
ただし,リンク形成を行わない場合,これらの項目は,本基準の4.2.1-3 集合書誌単位で定める共通のタイトル等や,8 著者名典拠データ,9 統一書名典拠データの項で定める統一標目形を記録するために使用する。
このブロックでは,標準的な書誌分類及び件名等を記録する。
分類については,書誌分類であって,書架分類ではないことに注意する。すなわち,個々の図書館等の独自な情報である書架分類は,書誌データではなく所蔵データに記録する。