目録システムコーディングマニュアル(NCR2018対応版)


[目次]
[前ページ] 4.2.6 VT
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4.2.7 NOTE

4.2.7A 〔形式〕

NOTE 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
注記 必須2 可変長    16
表現種別・機器種別・キャリア種別に関する注記 必須2 可変長 (1024バイト)   
その他の注記 選択 可変長 (1024バイト)   

4.2.7B 〔記述文法〕

 記述文法については、「付録6.3 雑誌書誌データの記述文法」を参照のこと。

4.2.7C 〔区切り記号〕

ア)一つのNOTEフィールド中に複数のデータ要素を記録する必要がある場合は、各注記の前に、和逐次刊行物は、セミコロン、スペース(;△)、洋逐次刊行物は、ピリオド、スペース、ハイフン、ハイフン、スペース(.△--△)を置く。
イ)注記の導入語句と注記本体の間に、コロン、スペース(:△)を置く。

4.2.7D〔フィールド内容とデータ要素〕

 NOTEフィールドには、目録対象資料に関する注記をデータ要素として記録する。記録されるデータ要素には次のものがある。

ア)他のどのフィールドにも記録できないが、記録しておくことが望ましいと目録作成機関が判断した事項
イ)他のフィールドに記録した事項で、更に補足・説明を加えることが望ましいと目録作成機関が判断した事項

 ただし、ID&コードブロックに記録したデータ及びVTフィールドにLT、OH以外のタイトルの種類コードを付して記録したデータを、このフィールドで重ねて説明する必要はない。
 また、ある特定の機関のみが所蔵している資料に固有の事項については、このフィールドに記録してはならない。必要に応じて、所蔵データのCPYNTフィールドやLDFフィールドに記録する。

4.2.7E 〔データ要素の情報源〕

 NOTEフィールドのデータ要素の情報源は、当該出版物を含むあらゆるところから採用できる。(→ 4.0D2,D3
 ただし、キャリアに関する情報については、資料自体に基づいて記録する。さらに必要がある場合は、資料外のどの情報源に基づいて記録してもよい。

4.2.7F 〔データ記入及び記入例〕

F1 (データ記入の原則)

F1.1 (定型注記)

 NOTEフィールドに記録する注記には、導入語句を伴う定型注記と、それ以外の注記とがある。定型注記の場合は、導入語句と注記の間には、コロン、スペース(:△)を置く。

TR:神学ダイジェスト / 上智大学神学部神学ダイジェスト研究会 [編]||シンガク ダイジェスト
NOTE:別冊: 「総索引」1号-70号
TR:American anthropologist / American Anthropological Association 
NOTE:Indexes: Vols. 1 (1935)-30 (1965) 1 volume

F1.2 (注記の順序)

 NOTEフィールドに記録する注記には、本システムに特有なものと、NCR2018で示されたものとがある。複数の注記を記録する場合は、本システム特有の注記を最初のNOTEフィールドに記録する。それ以外の注記は、その後に、NCR2018の属性のエレメントに関する注記、属性のエレメントを記録する注記、関連を記録する注記を章立ての順に従って記録し、続けて、その他の注記を記録する。ただし、ある特定の注記を最重要であると決めて、それを最初に記録してもよい。なお、本システム特有の注記が複数ある場合は、F3.1で示されている順序に従う。

F2 (本システム特有の取り扱いをするもの)

 以下に示すものについては、本システム特有の取り扱いをする。

F2.1(タイトル変遷についての注記)

 他の逐次刊行物との関連のうち、次に示すタイトル変遷に該当する項目については、各参加組織からの「変遷注記用データシート」による報告に基づき、国立情報学研究所(NII)がBHNTフィールドに記録する。(→ 4.3.2

a) …の継続
b) …に継続
c) 合併
d) 分離
e) 吸収
 ただし、国立情報学研究所(NII)によってBHNTフィールドが記録されるまでの間、補助的にNOTEフィールドにタイトル変遷による注記を記録することができる。(→ F3.4
NOTE:継続前誌: ドクメンテーション研究
NOTE:派生後誌: 中央大学理工学部研究報告. C, 電気

F3 (注記の種類)

 主として以下の項目について記録する。

F3.1 (本システム特有の注記)

ア)表現種別・機器種別・キャリア種別に関する注記
 表現種別とは、表現形の内容を表現する基本的な形式を示す用語、機器種別とは、記述対象の内容を利用(表示、再生、実行など)するために必要な機器の種類を示す用語、キャリア種別とは、記述対象の内容を記録した媒体およびその形状を示す用語である。
これらはNCR2018においてはそれぞれ独立したエレメントであるが、本システムにおいては、表現種別・機器種別・キャリア種別の用語をひとつのNOTEフィールドにともに記録する。
 用語は、それぞれNCR2018表5.1.3 表現種別の用語、表2.15.0.2 機器種別の用語、表2.16.0.2 キャリア種別の用語から選択する。目録用言語として英語を用いる場合は、表中の英語の用語を用いる。
 記録に際しては、表現種別の用語に続けて「△(ncrcontent)」、機器種別の用語に続けて「△(ncrmedia)」、キャリア種別の用語に続けて「△(ncrcarrier)」の語を付加する。
 複数のキャリア種別から成る場合は、各データを表現種別、機器種別、キャリア種別ごとに「,△」で区切り、列挙する。
NOTE:表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
NOTE:Content Type: text (ncrcontent), Media Type: unmediated (ncrmedia), Carrier Type: volume (ncrcarrier)
イ)識別の基盤とした巻号についての注記
初号以外の号に基づいて書誌を記述した場合、その巻号の巻次・年月次について記録する。
NOTE:記述は第4巻第1号 (昭58.1)による 
NOTE:Description based on: Vol. 3, no. 3 (May/June 1975)
ウ)仮登録雑誌についての注記
 新規の予約雑誌で、資料現物が届いていないため、販売カタログ等に基づいて書誌を記述した場合、その書誌データが仮登録雑誌(予約雑誌)であることを記録する。(NACSIS独自規定)(→ 4.0D4
 仮登録雑誌についての注記は、洋雑誌書誌データについても日本語で記録する。
NOTE:仮登録雑誌

F3.2(属性のエレメントに関する注記)

F3.2.1(タイトルに関する注記)

ア)本タイトルの情報源箇所についての注記
 目録対象資料に、4.2.1Eで規定する情報源のうち、優先度が最も高い情報源(和逐次刊行物は表紙、洋逐次刊行物はタイトル・ページ)がない、または当該情報源に本タイトルがないため、その他の情報源箇所から本タイトルを採った場合は、その情報源箇所について記録する。
NOTE:タイトルは標題紙による 
NOTE:タイトルは背と奥付による 
NOTE:Title from cover
NOTE:Title from spine
イ)本タイトルの軽微な変化についての注記
1. 刊行途中で本タイトルに軽微な変化があり、識別またはアクセスに重要と判断される場合に、後続タイトルとしてVTフィールドに記録した際は、NOTEフィールドに変化のあった巻次・年月次を記録する。(→4.2.6 F6.1
NOTE:後続タイトル: 少女倶楽部 (-第24巻第3号 (昭21.3))→少女クラブ (第24巻第4号 (昭21.4)-)
NOTE:Later title proper: Social science information, vol. 6 (1967)-
2. 本タイトルの変化について、それが頻繁に生じている場合や、識別またはアクセスに重要でないと判断される場合に、後続タイトルとして記録しなかったときは、必要に応じて異形タイトルとして記録した上で、変化のある旨を簡略に記録することができる。
NOTE:本タイトルの字体変更: 日本國勢圖會 (-昭和25年版 (昭25))→日本国勢図会 (昭和27年版 (昭27)-)
NOTE:本タイトルは「ショートストーリーなごや」のこともあり
ウ)並列タイトルについての注記
1. 初号または識別の基盤とした号以降に現れた並列タイトル・並列タイトル関連情報について、対応する巻次・年月次とともに記録する。
NOTE:並列タイトル(第5巻第1号 (1988)-): Bone metastasis and related disease 
NOTE:Volumes for no. 34 (1980)- have parallel title: Journal of geological science. Geology
2. 刊行途中での並列タイトル・並列タイトル関連情報の変更または削除について、変化があった巻次・年月次とともに記録する。
NOTE:並列タイトル変更: The Eastern Japan journal of clinical orthopaedies (第2巻第1号 (1990.3)-)
NOTE:Parallel title varies: Praci-bhasha-vijnan, vol. 1, no. 2 (July/December 1974)-
NOTE:英語の並列タイトル関連情報は15号まで表示あり
エ)タイトル関連情報についての注記
1. 初号または識別の基盤とした号以降に現れたタイトル関連情報について、対応する巻次・年月次とともに記録する。
NOTE:タイトル関連情報: リウマチの外科研究会誌 (第22巻第1号 (1995.6)-)
NOTE:タイトル関連情報: 隔月刊くみあい (No. 26 (1990.6)-)
NOTE:Other title information: theoretical and experimental, volume 28 (January/June 1970)-
NOTE:Other title information in vol. 33, no. 3 (March 1993): the journal of the American Association of Blood Banks
2. 刊行途中でのタイトル関連情報の変更または削除について、変化があった巻次・年月次とともに記録する。
NOTE:タイトル関連情報の変更: 糖尿病医療スタッフのプラクティス (第6巻第3号 (1989)-)
NOTE:Other title information varies: an interdisciplinary monthly of language studies, vol. 15, no. 1 (January 1991)-
NOTE:タイトル関連情報の削除 (Vol. 2 (2013.7.20)-)
オ)目録対象資料中に表示されていない翻訳の原本についての注記
 当該逐次刊行物が以前に出版された逐次刊行物の翻訳である場合、目録対象資料以外の情報源から得られた原本のタイトルについて記録する。
NOTE:原タイトル: Economic and social survey of Asia and Pacific
NOTE:Translation of: Океанология
カ)「その他のタイトル」についての注記
1. 複数の箇所に表示されている、同一の形の「その他のタイトル」について、VTフィールドに記録しなかった表示箇所を記録する。
NOTE:タイトル・ページ, 奥付のタイトル: 東京電機大学理工学部紀要
NOTE:Cover title, running title and spine title until vol. 15, issue 4 (1989): CRC critical reviews in solid state and materials science
2. 識別タイトルが多数ある場合、その旨記録する。
NOTE:各号に個別のタイトルあり 
NOTE:Each issue has a distinctive title
3. 初号または識別の基盤とした号以降に現れたその他のタイトルについて、必要に応じて、タイトルの種類コード(OH)を付して記録することができる。その際は、必ず「その他のタイトル」のタイトルとその性格、表示巻次・年月次、表示箇所について記録する。(→ 4.2.1F1.1
NOTE:裏表紙タイトル: Studies in philosophical anthropology (No. 22 (1992)-) 
NOTE:背表紙タイトル: 建設月報 (第43巻第1号 (1990.1)-)
NOTE:Cover title: Skating magazine, volume 59, no. 8 (October 1982)-volume 63, no. 3 (March 1986)
NOTE:Vol. 60 (1991) has spine title: Town & country planning

F3.2.2(責任表示についての注記)

ア)初号または識別の基盤とした号以降に現れた責任表示について、対応する巻次・年月次とともに記録する。
NOTE:責任表示追加: 宮城県産地魚市場協会 (昭和53年 (昭53)-)
NOTE:Volumes for 1988/89- prepared with the Bureau of Registration and Health Statistics
イ)刊行途中での責任表示の変更について、変更があった巻次・年月次とともに記録する。変化が頻繁に生じている場合は、変化のある旨を簡略に記録することができる。
NOTE:責任表示の変更: 東洋大学経済学界 (-第26号 (1961.6))→東洋大学経済研究所 (第27号 (1962.6)-)
NOTE:Prepared by: Iowa State University of Science and Technology, vol. 14, no. 1 (July 1959)-
NOTE:Prepared by: 1972 by Program Division. Chemicals Branch, Dept. of industry. Trade and Commerce; 1973-1979 by Special Projects Division. Chemicals Branchindustry. Trade and Commerce
NOTE:編者の変更あり
ウ)「その他のタイトル」に関わる責任表示等、責任表示の異形について記録する。
NOTE:On cover: Dept. of the Environment
エ)記述の他の項目では略語形のみで記録されている責任表示について、その完全形を記録する。
NOTE:Full name of the institute: Institution of the Rubber Industry
オ)当該書誌の識別のために重要と考えられる個人編者について記録する。
NOTE:個人編者: 内村鑑三
NOTE:主筆: 宮武外骨
NOTE:Editor: 1993-1994, Robert H. Blissmer

F3.2.3 (版表示についての注記)

 版表示に表現上の変化があった場合、変化があった巻次・年月次とともに記録する。(→ 4.0.1A54.2.2H1

NOTE:版表示の表現上の変化: 中日文版 (-第26巻第8期 (2001.8))→中国語・日本語版 (第26巻第9号 (2001.9)-)
NOTE:Edition statement varies: International edition in English, -1997 (1997); International edition, 1998 (1998)-

F3.2.4(順序表示についての注記)

ア)VLYRフィールドに記録しなかった別形式の巻次・年月次や、巻次・年月次として明記しなかった表示について記録する。
NOTE:通号表示併記: 第34巻第1号 (2022.1)は通号第125号にあたる
NOTE:Volume 1- called also volume 11- continuing of the numbering of the previous title
NOTE:Vol. 1, no. 5 (summer 1990) called also "Special issue"
イ)変則的または特異な番号付け、誤植による重複、欠番について記録する。
NOTE:誤植: 第35巻第4号 (2018.4)の表紙に第35巻第3号と誤植
NOTE:欠番: 第333号
NOTE:Volume 158, no. 7 (July 1975)-volume 159, no. 6 (June 1976) omitted in numbering 
NOTE:Vol. 9, no. 7 (Jul. 2024) called vol. 9, no. 8 in error
ウ)年刊またはそれより刊行頻度の少ない刊行物で、巻や号の対象としている期間が暦年以外の場合、その期間について記録する。
NOTE:各巻の収録内容は9月~8月 
NOTE:Report covers fiscal year 
NOTE:Each issue covers: July 1-June 30
エ)休刊の事実について記録する。
NOTE:休刊: 1993.4-1995.9
NOTE:Suspended August 1940-December 1942
オ)初号および(または)終号を入手していない場合などに、他の情報源で確認できた巻次、年月次を逐次刊行物の順序表示のエレメントとして記録しないときは、初号および(または)終号の巻次、年月次を記録する。

F3.2.5(出版表示等についての注記)

ア)初号または識別の基盤とした号以降に現れた出版地・出版者等について、対応する巻次・年月次とともに記録する。
NOTE:出版者追加: 日本関税協会 (No. 132 (昭62.4)-)
NOTE:Vol. 3 (1987) published with Butterworths, London
イ)刊行途中での出版地・出版者等の変更について、変更があった巻次・年月次とともに記録する。
NOTE:出版地変更: 小金井 (-第2号 (平6.12))→東京 (第3号 (平7.4)-)
NOTE:出版者変更: JICC出版局 (-第2巻第4号 (1993.4))→宝島社 (第2巻第5号 (1993.5)-)
NOTE:Volume 5 (1965)- published: Basel : S. Karger, [1965]-
ウ)当該逐次刊行物の出版等に関する特徴的または変則的な事柄について記録する。
NOTE:出版地は開催のたびに変更
NOTE:Imprint varies
NOTE:Not published 1994
エ)資料に表示された出版地、出版者等の名称、出版日付等が架空であるか誤っていると判明し、実際の情報を出版表示等のエレメントとして記録した場合は、架空のまたは誤った表示を記録する。

F3.2.6(刊行頻度についての注記)

ア)刊行頻度に変更があった場合、各刊行頻度が保持されていた期間について変更があった巻次・年月次と共に記録する。変化が頻繁に生じている場合は、変化のある旨を簡略に記録することができる。
NOTE:刊行頻度の変更: 月刊 (第379号 (1979.11)-第562号 (1995.3))→隔月刊 (第563号 (1995.5)-)
NOTE:Quarterly, 1948-1952; bimonthly, 1953-1973; quarterly, 1974-
NOTE:刊行頻度の変更あり
NOTE:Frequency varies
イ)刊行頻度の定期性が「規則的不定期」であるものの場合、実際の刊行形態について記録する。
NOTE:月刊 (8-9月は刊行せず)
NOTE:Monthly (except June and July)

F3.2.7(形態に関する事項についての注記)

ア) PHYSフィールドに記録しなかった、必要な形態的細目を記録する。
NOTE:Some volumes illustrated
イ)逐次刊行物の途中の巻号で生じた、大きさの変化について記録する。変化が頻繁に生じている場合は、変化のある旨を簡略に記録し、個々の変化については記録を省略してもよい。
NOTE:大きさの変化: 26cm (-第49巻第12号 (2002.12))→30cm (第50巻第1号 (2003.1)-)
NOTE:大きさは20-26cmの範囲で号ごとに異なる
NOTE:大きさの変更あり
NOTE:Size varies

F3.2.8 (言語についての注記)

 言語コードで記録したフィールドのデータに更に補足を加えることが望ましい場合、記録する。

NOTE:本文は英文併記
NOTE:本文は日本語または英語. -抄録は英語
NOTE:Text in English; summaries in Russian
NOTE:Text in English and French; French text on inverted pages

F3.3(属性のエレメントを記録する注記)

 基底材、制作手段などNCR2018の属性のエレメントを記録する注記はエレメント名を導入語句とし、定められた用語をコロン、スペースを置いて記述する。

NOTE:制作手段: 青焼き
NOTE:Polarity: negative

F3.4(関連を記録する注記)

 関連とは、資料、個人・家族・団体、主題の間に存在する様々な関係性のことである。
 体現形データのNOTEフィールドには、NCR2018 #43 (資料に関するその他の関連) のうち、他のフィールドに記録できない関連の情報について、必要に応じて、構造記述または非構造記述の形式で記録することができる。

ア)著作間の関連
 著作間の関連については、著作単位のデータを作成しないため、必要に応じて、関連先となる著作を識別できる情報を体現形のデータに記録することができる。
 このうち、タイトル変遷(連続の関連)についての情報は、体現形データのBHNTフィールドに記録し、NOTEフィールドには記録しない。ただし、BHNTに登録される前は、NOTEフィールドに記録することができる。(→ F2.1

イ)表現形間の関連
 表現形間の関連については、表現形単位のデータを作成しないため、必要に応じて、関連先となる表現形を識別できる情報を体現形のデータに記録することができる。
 表現形と別の著作との関連は、著作間の関連として扱う。
NOTE:翻訳の対象: Machine design. -- Cleveland, Ohio : Penton, 1929-
(関連元:Penton's machine design / インタープレス [編]. -- Japanese [edition]. -- 東京 : インタープレス, 1975-1980)
NOTE:"Machine design (1929-)" by Penton (Cleveland, Ohio)の翻訳誌

ウ)体現形間の関連
 他のフィールドに記録されない体現形間の関連について、必要に応じて、関連先となる体現形を識別できる情報を記録することができる。
 体現形と別の体現形の個別資料との関連は、個別資料間の関連として扱う。

1. 複製版についての注記
 a)複製時に付与されたタイトルについて記録する。合刻複製版の総合タイトルについても記録する。
NOTE:復刻のタイトル: 同胞
NOTE:合刻複製版の総合タイトル: 新都市 
NOTE:Reprint has title: The law reports of British India 
NOTE:Collective title of reprint: Euphorion
 b) 合刻複製版については、ともに合刻されている逐次刊行物のタイトルについて記録する。
NOTE:「海の銃後」「海の勇士慰問文集」の各復刻版と合冊 
NOTE:Reprinted with: Vida mexicana
 c) 原本の版表示、出版事項、刊行頻度、ISSN等の書誌事項について記録する。
NOTE:複製の対象 (体現形): 京都の實業 = The monthly report of Kyoto Chamber of Commerce. -- 京都 : 京都商業會議所, 1920-1930
NOTE:Reproduction of (manifestation): Mathematisk tidsskrift. -- Kjøbenhavn : K. Schønbergs, 1859-1864
NOTE:原本の出版事項: 京都 : 京都商業會議所, 1903-1919
NOTE:Reprint. Originally published monthly: Boston : American Tract Society
 d) 原本のタイトル変遷関係について記録する。
NOTE:原本の継続前誌: 新小説
NOTE:原本のタイトル変遷: 史學會雜誌 (第1號 (大2.1)-第36號 (大5.12))→史學雜誌 (第37號 (大6.1)-)
NOTE:Originally continued by: Federal bar news & journal
2. 合冊誌についての注記
 共に合冊されている逐次刊行物のタイトルについて記録する。
NOTE:合冊刊行: 碧南市藤井達吉現代美術館研究紀要. -- 碧南 : 碧南市藤井達吉現代美術館, 2011.3-
(関連元:碧南市藤井達吉現代美術館年報. -- 碧南 : 碧南市藤井達吉現代美術館, 2011.3-)
NOTE:「日本眼科紀要」と合冊刊行
NOTE:Issued with: Macpaint journal

F3.5(その他の注記)

F3.5.1(付属資料についての注記)

 PHYSフィールドに記録しなかった、重要と思われる付属資料の存在とその詳細、及びPHYSフィールドに記録した付属資料の刊行頻度について記録する。

NOTE:付属資料: 神戸市背山路図 (図1枚)
NOTE:付属資料: 地図 (昭和43年より)
NOTE:Vol. 7, no. 6 contains wall chart (color ; 26 × 40 cm) 
NOTE:Slides with every 7th issue

F3.5.2 (独自の巻号付けを持たない索引・付録・補遺資料についての注記)

 本体とは別の独自の巻号付けを持たない索引・付録・補遺資料(別冊,増刊等)について記録する。索引については、できれば索引の種類、索引対象の巻次・年月次を記録する。索引が別個に出版されている場合は索引の所在またはその巻号数を記録する。

NOTE:別冊あり
NOTE:各巻第12号の後, 増刊大会特集号あり
NOTE:総索引: 第47巻 (1978)-第51巻 (1982), 1冊, 1983年刊
NOTE:総目次: 第411号は「調査情報総目次」, 1958年8月上旬号-1993年5月号
NOTE:Supplements accompany some volumes 
NOTE:Volume for 1937 issued as a supplement to 1936
NOTE:Indexes: Subject index, volume 1 (July 1915)-11 (December 1920), 1 volume
NOTE:Indexes: Volumes 1 (1875)-60 (1937) issued as volume 61

F3.5.3 (参照データセットから流用入力したデータについての注記)

 参照データセットのデータ中には記録されているが、資料現物では確認できなかったデータを記録する。

NOTE:JPMARCSによる巻次・年月次: 第1号 (昭59.10)- 
NOTE:VLYR of USMARCS: Vol. 44, pt. 1 (Feb. 1953)-
F3.5.4 (機関リポジトリのURL についての注記)

 タイトル単位での機関リポジトリのURL を記録することができる。

NOTE:広島大学学術情報リポジトリ: https://doi.org/10.15027/14883
NOTE:電子版公開あり(21号以前は一部公開): http://opac.ouj.ac.jp/search/report.html(参照2011.5.20)

4.2.7G 〔フィールドの繰り返し〕

 本マニュアル及びNCR2018に定める注記(の種類)ごとにNOTEフィールドを繰り返して記録する。
 ただし、フィールドの繰り返し制限を越えてしまう場合は、同種の注記をグループ化し、一つのNOTEフィールドの中に記録するものとする。


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