目録システムコーディングマニュアル(NCR2018対応版)
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目次]
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前ページ] 3.1.2 TXTL
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次ページ] 4.0.1 タイトル変遷
4.0 通則
この章では,雑誌書誌データ全体に共通する事項を示す。
4.0A 〔適用範囲〕
この章で規定する事項は,雑誌書誌データに対して適用する。
4.0B 〔データの構成〕
書誌データは,以下の5つのブロックによって構成される。
- (1) ID&コードブロック
- (2) 記述ブロック
- (3) 変遷ブロック
- (4) リンクブロック
- (5) 主題ブロック
(1)
CRTDT:19880120 RNWDT:20191009
YEAR:1987 CNTRY:ja TTLL:jpn TXTL:jpn
PSTAT:c FREQ:m REGL:r TYPE:p
ISSN:09133801 XISSN:00125180 NDLPN:00052975
(2)
TR:情報の科学と技術 / 情報科学技術協会 [編]||ジョウホウ ノ カガク ト ギジュツ
VLYR:Vol. 37, no. 1 (1987.1)-
PUB:東京 : 情報科学技術協会 , 1987.1-
PHYS:冊 ; 26cm
VT:OH:The journal of Information Science and Technology
VT:OH:The journal of Information Science and Technology Association
VT:OH:Joho no kagaku to gijutsu
NOTE:表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
NOTE:並列タイトル追加: The journal of Information Science and Technology (42巻1号 (1992))→The journal of Information Science and Technology Association (42巻2号 (1992)-)
NOTE:奥付の英語タイトル追加: The journal of Information Science and Technology Association (42巻1号 (1992)-)
NOTE:奥付のローマ字タイトル追加: Joho no kagaku to gijutsu (44巻1号 (1994)-)
NOTE:Vol. 37, no. 1 (1987.1)の裏表紙に「1巻1号」とあり
(3) FID:00183500
BHNT:CF:ドクメンテーション研究 / 日本ドクメンテーション協会 <AN00172819>
(4)
AL:情報科学技術協会||ジョウホウ カガク ギジュツ キョウカイ <DA00641719> 責任刊行者
(5)
SH:NDLSH:情報科学||ジョウホウカガク//K
各ブロックは,複数のフィールドによって構成される。
個々のフィールドのうち幾つかは,複数のデータ要素によって構成される。
各データ要素は,別項に規定する区切り記号法と,規定の順序に従って記録しなければならない。
この記録方法については,4.1以下で,書誌データの構成順序に従い,フィールドごとに説明する。
4.0C 〔各項の見出しの構成〕
各フィールドの条項では,次のような見出し順序に従い,必要な情報を示す。
- (1) [形式]
- 各フィールドのデータ要素名と各データ要素の入力レベル,属性,フィールド長,繰り返し数などを示す。
- (2) [記述文法]
- 各フィールドのデータ要素の順序と区切り記号法を示す。
- (3) [区切り記号]
- 各フィールドのデータ要素の区切り記号法について示す。
- (4) [フィールド内容とデータ要素]
- 各フィールドのデータ要素となる事項の解説を行う。
- (5) [データ要素の情報源]
- 各フィールドのデータ要素の情報源を示す。
- (6) [データ記入及び記入例]
- 各フィールドの記録方法を,必要に応じてデータ要素ごとに解説し,併せて記入例を示す。
- (7) [フィールドの繰り返し]
- 幾つかのフィールドについては,複数回繰り返すことができる。繰り返し可能な場合は,ここでその内容や条件を示す。
- (8)(選択事項)
- フィールドに記録される事項の中には,各参加組識が自由に選択することができるものがある。選択可能な事項がある場合は,ここでその内容や条件を示す。
- (9)《注意事項》
- 各フィールドの記録に際して,目録作成者が注意しなければならない事項を示す。また,[データ記入及び記入例]で示した方法が,システム上の制限などにより例外的な措置を取る場合について,その内容や条件を示す。
- (10) [関連項目]
- 各フィールドで,そのフィールドに関わるその他のフィールドを示す。
必要に応じ,見出しを追加,変更,省略することがある。
4.0D 〔情報源〕
(初号主義)
データの記述を行う上の識別の基盤として優先的に採用されるのは,初号である。初号が入手できない場合は,入手できるものの最初の号(所蔵最古号)に基づいてデータ記入を行う。(→ NCR2018 #1.6.1)
初号以外の号で記述を行った場合,識別の基盤とした号についてNOTEフィールドに記録する必要がある。
(識別の基盤とする号の修正)
情報源としての優先度は,初号に近い号ほど高くなる。従って,既存の書誌データが識別の基盤とした号よりも初号に近い号を入手した場合は,その号に基づいて書誌データの書き換えを行うことになる。
記述の情報源は,NCR2018 #2.0.2.2に準拠する。
各データ要素の規定の情報源はNCR2018 #2.1.1.1.2等の,エレメントごとの規定に準拠する。
古い書誌群で,初号発行時の優先情報源が確認できない場合は,その後の出版で付与された巻の優先情報源を,後に出版された初号の優先情報源として扱い,他の情報源より優先する(NACSIS独自規定)
なお,出版時にはなく,製本時に図書館が独自に付加した部分(表紙,背等)は,情報源にはなり得ない。これらに表示されているタイトル等は,必要とする参加組識が所蔵データに記録する。
4.0D5 (仮登録雑誌の取り扱い)
書誌データの入力は,現物の情報源に拠って行うことが原則であるが,新規の予約雑誌にかぎり,以下のような運用により簡略なデータを仮登録することを可能とする。(NACSIS独自規定)
- (1) 書店カタログなどに基づき,簡略な書誌データを記録できるものとする。
- (2) このとき,その書誌データが仮登録雑誌(予約雑誌)であることを,必ずNOTEフィールドに記録する。 (→ 4.2.7 F3.1ウ))
NOTE:仮登録雑誌
- (3) 仮登録雑誌の書誌データは,現物を入手した時点で修正し,正式登録の状態とする。
- (4) 仮登録雑誌の所蔵データの年次フィールドHLYRと巻次HLVフィールド両方に,仮登録であることを示すアスタリスク(*)を入力する。
4.0E 〔データ記入〕
データ記入にあたっての,区切り記号法,誤記,誤植,脱字などの扱いについては,第2章 図書書誌データ 2.0D [データ記入]の規定に従う。
新規書誌データを作成した場合や,書誌データを修正した場合(→ 10.0),または,タイトル変遷関係について新しい事実を発見した場合は,国立情報学研究所に報告する。
報告時に送付するものは以下のとおりである。
- (1) 報告内容についての説明(新規作成・修正・変遷報告の別,および対象書誌ID,報告者の連絡先等)
- 変遷報告の場合は,変遷注記用データシート (Exel形式 17KB)
- (2) 書誌データの詳細表示画面の画面コピー等
- 新規作成:作成した書誌データの画面
書誌修正:修正前の画面と,修正後の画面の両方
タイトル変遷:関連する書誌データの画面
- (3) 報告の根拠となった情報源
- 新規作成:識別の基盤となった号の規定の情報源箇所のコピー等
タイトル変遷:タイトル変遷と考える根拠となった情報源箇所のコピー等
書誌修正:修正する根拠となった巻号・情報源箇所のコピー等
変遷前誌・後誌の作成や修正を伴う場合には併せてそのコピー等
質疑のある場合は,必要に応じて国立情報学研究所と連絡・協議を行うこととする。
報告,質疑の連絡先は,NACSIS-CAT/ILL お問い合わせを参照する。
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