YEAR | 入力レベル | 属性 | フィールド長 | 繰り返し数 | |
(Group Field) 刊年1、刊年2 |
必須2 | 可変長 | 1 | ||
刊年1 | (必須1) | (固定長) | (4バイト) | ||
刊年2 | (必須2) | (固定長) | (4バイト) |
記述文法については、「付録6.1 図書書誌データの記述文法」を参照のこと。
YEARフィールドには、PUBフィールドに記録された出版日付・頒布日付等に対応する日付をコード化して記録する。
ただし、原本代替資料の場合は、PUBフィールドに対応する日付ではなく、原本の出版日付・頒布日付等をコード化して記録する。
YEARフィールドに記録されるデータ要素は、刊年1及び刊年2である。
刊年1には、主たる出版・頒布等の日付に対応する西暦年を記録する。
刊年2には、出版・頒布等終了の日付に対応する西暦年を記録する。
YEARフィールドは、目録対象資料の刊行年による検索、統計処理等を可能にするために設けられたフィールドである。
出版・頒布等の日付は、PUBフィールドに記録されるが、データとして様々な文字列の出現が予想され、データ処理上問題がある。そこで、出版・頒布等の日付とは別に、当該データ要素をコード化しYEARフィールドに記録する。
PUBフィールドの出版日付・頒布日付等のデータ。
複製資料の場合は、本マニュアル2.0.4複製資料・原本代替資料の規定によって記録を行う。(→ 2.0.4D2)
刊年1及び刊年2には、4桁の西暦年を記入する。
出版日付不明の場合は、推定できる範囲までは数字で記録し、推定不能箇所はハイフンを記入する。まったく推定不能の場合のみ4桁ともハイフン「----」を記入する。
PUBフィールドに出版日付が記録されている場合は、その出版日付に対応する西暦年を記入する。
YEAR:1985 PUB:東京 : 創文社 , 1985.2
YEAR:1985 PUB:Berlin : Springer , 1985
PUBフィールドの出版日付がハイフン(-)でつながれ、複数年にわたる場合は、出版・刊行開始の日付を刊年1に、終了年を刊年2に記入する。
YEAR:1982 1987 PUB:東京 : 現代思潮社 , 1982-1987
YEAR:1982 1987 PUB:New York : Plenum , 1982-1987
PUBフィールドの出版日付に、著作権日付から出版日付を推定補記した場合は、それに対応する4桁の西暦年を記入する。(→ 2.2.3 F2.3 )
出版に関する事項が不明で、頒布または製作に関する事項のみ判明する場合は、頒布日付または製作日付に対応する4桁の西暦年を記入する
YEAR:1983 PUB:仙台 : 宮城県美術館 , [1983] # 空値 (情報源の表示:c1983)
YEAR:1977 PUB:[出版地不明] : [出版者不明] , [出版日付不明] # 空値 PUB:小原村(愛知県) : 小原村 , 1977.3 # m (情報源の表示:1977年3月印刷)
YEAR:1983 PUB:New York : Wiley , 1983 # d
出版・頒布等の日付が所定の情報源以外によって記録されている場合でも、刊年1及び刊年2にはそれに対応する4桁の西暦年を記入する。
YEAR:1960 PUB:[大阪] : [人間関係調査研究会] , [1960] NOTE:出版年ははしがきによる
YEAR:1963 PUB:[出版地不明] : 高橋写真製作所マイクロ写真部 , [1963?]
YEAR:1960 PUB:[Place of publication not identified] : [publisher not identified] , [1960 or 1961]
YEAR:197- PUB:[Roma] : Università di Roma , [1970年代]
刊年1及び刊年2には、出版・頒布等の日付に記録される日付に対応する4桁の西暦年以外の数字を記入してはならない。
刊年2には、刊行終了の日付に対応する4桁の西暦年のみを記入し、出版年とは異なる著作権表示年、原本の出版年・頒布年等を記入してはならない。
参照データセットからの流用入力の際、刊年2に記録された著作権日付は削除する。
出版が開始された年内に出版・頒布が終了した場合は、その同一西暦年を刊年1としても刊年2としても記入する。
YEAR:1983 1983 PUB:東京 : 講談社 , 1983.1-1983.10