レコードを修正して保存すると即時に更新される |
ILL業務選択で「ユーティリティ」をクリックする。
ユーティリティ画面より「参加組織メンテナンス」をクリックする。
自館の参加組織情報が詳細表示される。
修正を行うには「修正」ボタンをクリックする。
修正を行う場合は,修正したい項目の項目名をクリックする。
画面下部のフレーム内にその項目の入力域が表示されるので,修正を行い「設定」ボタンをクリックする。
追加を行う場合は,プルダウンメニューより追加したい項目を選択し「タグ追加」ボタンをクリックする。
例)POLICY〔レンディング・ポリシー〕を追加する。
画面下部のフレーム内にその項目の入力域が表示されるので,入力を行い「設定」ボタンをクリックする。
追加を行った項目は,同一項目内の最後に挿入される。
保存を行うには「保存」ボタンをクリックする。
以下,更新できる情報について個別に解説する。
受付サービスフラグについて
ILLシステムで依頼を受付けるかどうかの区別をフラグで示す。
ILLシステムで受付サービスを行うか | STAT〔サービスステータス〕 | A〔可〕 N〔否〕 | |
個別のサービスを行うか | 複写 | COPYS 〔複写サービス種別〕 | A〔可〕 N〔否〕 |
C(他組織で受け付ける→COPYAL〔複写受理館コード〕を設定する) | |||
貸借 | LOANS 〔貸借サービス種別〕 | A〔可〕 N〔否〕 | |
C(他組織で受け付ける→LOANAL〔貸借受理館コード〕を設定する) | |||
FAX | FAXS 〔FAX送付サービス種別〕* | A〔可〕 N〔否〕 |
* 複写した資料をFAXで送付することが可能かどうかの種別
サービスステータスの修正
STAT〔サービスステータス〕の変更は,ILLシステムでの受付可否に係るので特に重要である。
1)初めて受付サービスを開始する場合
STATの値をAに書き換える。また,COPYS〔複写サービス種別〕,LOANS 〔貸借サービス種別〕,FAXS〔FAX送付サービス種別〕も必要に応じて書き換える。
例) 複写,貸借の受付は行うが,FAXでの資料送付は行わない場合
COPYS:A LOANS:A FAXS:N STAT:A
2)一時的な受付サービス停止の場合
STATの値をNに変更する。また,LDF〔図書館定義フィールド〕に休止理由および休止期間を注記する。なお,システムダウンなどにより自館で変更できない場合は,国立情報学研究所へ連絡する。
TEL:03-4212-2320, FAX:03-4212-2375, E-mail:illadm@nii.ac.jp
本館・分館のサービス種別の連動
1.本館・分館のサービス種別の連動
本館と分館のサービス種別の連動は,分館の参加組織レコードにおいて,複写,貸借それぞれのサービス種別と受理館コードを以下のように指定することによって可能となる。
分館の参加組織レコード
サービス種別 | 設定値 | 受理館コード | 設定値 | |
複写 | COPYS | C | COPYAL | 受付する図書館の参加組織レコードID |
貸借 | LOANS | C | LOANAL | 受付する図書館の参加組織レコードID |
※設定値については,上記「受付サービスフラグについて」を参照
2.本館の各サービス種別変更について
以下のとおり,分館のCOPYS,LOANS,STATは,本館等の各サービス種別の変更に連動して変化する。ただし,FAXSは対象外。
本館等のサービスステータス | 本館等が複写受理館になっている分館等の複写サービス種別 | 本館等が貸借受理館になっている分館等の貸借サービス種別 | |
COPYS〔複写サービス種別〕 | A | C | 変更しない |
C | 変更しない | 変更しない | |
N | N | 変更しない | |
LOANS〔貸借サービス種別〕 | A | 変更しない | C |
C | 変更しない | 変更しない | |
N | 変更しない | N | |
FAXS〔FAX送付サービス種別〕 | A | 変更しない | 変更しない |
C | 変更しない | 変更しない | |
N | 変更しない | 変更しない | |
STAT〔サービスステータス〕 | A | C | C |
N | N | N |
3. 分館のSTATの変更について
分館のSTATの変更は,本館のSTATに連動していない。したがって,本館の状況に関らず,分館等が受付サービスを休止する場合は,分館等は参加組織メンテナンスでSTATをNに変更する。
4.各サービス種別とSTATとの優先順位について
本館等のCOPYS,LOANSの値とSTATの値とが異なる場合は,「N」の値が優先される。
例) 本館のCOPYSがA かつSTATがNの場合は,その本館を受理館にしている分館のCOPYSはNに変更される。
注意 |
複写や貸借を同一機関の他の組織で受け付ける場合には,COPYAL〔複写受理館コード〕,LOANAL〔貸借受理館コード〕にその館の参加組織レコードIDを設定する。サービス種別と連動させて設定する。
他機関の参加組織レコードIDを入力するとエラーになる。
教育用システムでは,通常,依頼は常に自館で受け付けるようになっているが,AMLIDE〔講習会用受付館コード〕に相手の参加組織レコードIDを設定することで,その館と依頼のやりとりができるようになる。
利用条件を,以下の項目例のようにPOLICY〔レンディング・ポリシー〕に記述して公開する。
項目は特にコード化していないが,現在は「相互協力便覧」に準拠している。
項目例 |
複写担当係:相互協力係 |
複写受付可否:可 |
複写受付窓口:情報研究センター |
複写方法・料金:電子複写 リーダープリンタ複写 |
申込方法:NACSIS-ILL 郵便 FAX |
決済方法:後納 |
支払方法:国立大学=「国立大学等図書館文献複写業務実施要領」による その他=銀行振込。 |
振込・送金先:NII大学附属図書館相互協力係 |
複写注記等:貴重書の複写は不可 |
貸借担当係:相互協力係 |
貸借受付可否:条件つき可(雑誌・貴重書・参考図書は貸出不可) |
貸借期間:2週間 |
貸借注記等:冊子小包(簡易書留) |
閲覧担当者:参考係 |
閲覧対象者:教職員・大学院生・学生(閲覧・複写) |
事前連絡:貴重書は事前申込み |
持参資料:身分証又は図書館長の紹介状 |
閲覧受付時間:9:00〜16:45(土、日曜日、祝日は受け付けない) |
複写受付時間:9:00〜11:45 13:00〜16:45(土、日曜日、祝日は受け付けない) |
館外貸出可否:否 |
注記等:車での来館はご遠慮ください |
開館時間:8:30〜21:30(土、日曜日、祝日:9:00〜17:00) |
休館日:年末年始,入試期間 |
その他注記等: |
※利用条件はなるべく簡潔に。一時的な休館などの注記は,[注記]に記述する。
※参加組織情報をCiNii Booksに表示するには
POLICYフィールドに導入句「WEBPOLICY:」をつけて各項目を入力する。
POLICYフィールドへの入力例
(英語名称等)
WEBPOLICY:National Institute of Informatics
WEBPOLICY:2-1-2 Hitotsubashi, Chiyoda-ku, Tokyo 101-8430
(URL)
WEBPOLICY:http://www.nii.ac.jp/index-j.html
(来館者利用担当)
WEBPOLICY:来館利用担当:閲覧係
(英語名称等)
WEBPOLICY:電話番号:03-2222-1111 ほか
住所連絡先を記述して公開する。
フィールド名 | 内容 | 設定例 |
ZIP | 郵便番号 | 999-9999 |
ADDRESS | 住所 | 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 |
TEL | 相互協力担当電話番号 | 03-1111-1111 |
EXTEL | 相互協力担当内線 | 123 |
FAX | 相互協力担当FAX番号 | 03-2222-2222 |
ILLDEPT | 相互協力担当部局 | 相互協力係 |
ILLSTAFF | 相互協力担当者 | 田中 |
☆ILLレコード作成(「FROM」コマンド実行)時に自動転記される。 →自動セット項目 p.36
貸借での貸借期間または返却期限を設定する。
設定フィールド:LOANP〔貸借期間〕
貸借期間の設定例:14(貸借期間14日)
返却期限の設定例:20020101(2002年1月1日まで)
☆貸借レコードを「未処理」から「処理中」へ遷移させた時に,LOANPの値がDDATE〔返却期限〕に自動セットされる。