目録情報の基準 第6版


[目次]
[前ページ] 1.3 総合目録データベースの環境
[次ページ] 2.2 書誌データセット

2 総合目録データベースの構造

2.1 データセット構成

 総合目録データべースは,書誌,所蔵,典拠,タイトル変遷,RELATION,及び参加組織のデータセットで構成される。

 書誌データセット(BOOK,PREBOOK,SERIAL)は,参加組織が所蔵する図書,又は逐次刊行物の書誌情報を記録するためのものである。

 所蔵データセット(BHOLD,SHOLD)は,各参加組織の所蔵情報を記録するためのものである。

 典拠データセット(NAME,TITLE)は,個人・家族・団体および著作の典拠形アクセス・ポイントやその他の情報を記録するためのものである。

 タイトル変遷データセット(CHANGE)は,雑誌のタイトル変遷にかかわる情報を記録するためのものである。

 RELATIONデータセット(RELATION)は,並立の関係にある図書書誌データ同士のIDを管理するためのものである。

 参加組織データセット(MEMBER)は,目録システムの参加組織にかかわる情報を記録するためのものである。

 これらのデータセットは,図2-1のように,相互に関連しつつ,目録所在情報を表現する。

図2-1 データセット関連図

 データセットの構造及び関連は、図2-2のようにNCR2018の概念モデルにあてはめることができる。

図 2-2 NCR2018概念モデルデータセット関連図


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