目録情報の基準 第6版
[目次]
[前ページ] 6.1 雑誌書誌データの構成と記述規則
[次ページ] 6.3 記述対象のデータ上での表現方法
6.2 記述対象のとらえ方
6.2.1 書誌単位
記述対象は,同一の本タイトルを継承している終期を予定しない一連の刊行物全体である。これに対応する書誌的記録を逐次刊行物書誌単位という。
この書誌単位は,本タイトルの変更等によって,他の書誌単位と水平(変遷)関係を持つことがある。
また,この書誌単位が他の書誌単位に属する場合のように,上下の階層関係を持つことがある。この場合,上位の書誌単位を集合書誌単位という。
6.2.2 書誌構造
雑誌書誌データにおいては,書誌単位の水平関係及び階層関係で書誌構造を形成する。
6.2.3 雑誌書誌データの作成単位
雑誌書誌データの作成単位は,以下の基準による。
- 1.雑誌書誌データは,原則として,逐次刊行物書誌単位毎に作成する。集合書誌単位のデータは,作成しない。
なお,合綴誌,複製・原本代替資料等においては,それに含まれる個々の逐次刊行物が一つの逐次刊行物書誌単位をなす。
- 2.以下の場合には,それぞれ別の書誌データを作成する。
- (a)本タイトル(従属タイトルを含む)が変遷したもの
- (b)タイトルが総称的で,かつ責任表示が変更したもの
- (c)版が異なるもの
- (d)資料種別が異なるもの
- (e)複製・原本代替資料
- (f)合綴誌,合刻複製版に含まれる個々の逐次刊行物
- (g)独自の巻号次を持つ付録,補遺資料(別冊,増刊等)
- (h)並行して異なる出版者から刊行されたもの
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