目録システムにおいてデータを入力する際に使用する文字・記号の範囲及び使用法は,以下に定めるとおりとする。
目録システムで扱うことができる文字・記号は,次のとおりである。
「JIS X 0221」(以下「X0221」)に依拠した文字・記号
ただし,日本の規格の代表字体があるものは,「JIS X 0208」(以下「X0208」)の包摂規準を適用する。したがって,原規格分離により,「X0208」で包摂されていたものが「X0221」で分離した文字についても,「X0208」の包摂を優先する。(「NACSIS-CATにおける正規化処理について」参照)
以上を,「目録システム用文字セット」と呼ぶ。
データを入力する際は,原則として,目録システム用文字セット中の全ての文字種を使用することができる。
「JIS X 0201」及び「X0208」に含まれていない特殊文字,記号,図形情報等については,11.1.2 転記の原則の例外とし,以下に示す方法にしたがって記録する。
(例) あのね (情報源上では「あのね」となっている) The Gumby book of letters (情報源上ではGumbyRとなっている)
(例) ¼ 1/4 Ⅲ [ローマ数字] III [アルファベットのI] ㈱ (株) [丸括弧と株] 1月 1月 ㌕ キログラム ㎝ cm [cとm] ℂ C XIXe siecle XIXe siecle 知の世界へどうぞ 知の世界へどうぞ
(例) X[2]+Y[2] NOTE:[2]は上つき文字 1f7[/]2 nuclei NOTE:On t.p. "[/]" is subscript
(例) [○秘]レポート NOTE:[○秘]は合成文字 [√ap.] NOTE:ap.は√内に表記されている
(例) 虹の花嫁は[ハート]のエース NOTE:[ハート]はハートマークによる表示 Poe[try] and free verse NOTE:On t.p. "[try]" appears as an illustration in the form of a tree (情報源上ではPoeとなっている)