ILLシステム操作マニュアル 第8版 > 8 参加組織データ > 8.2 自館の参加組織データを更新する |
自館の参加組織情報は(参加組織データの内容)は,常に最新の情報に更新する。
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1 「ユーティリティ」をクリックする。
2 「参加組織メンテナンス」をクリックする。
3 「修正」ボタンをクリックして修正画面に移動する。
4 1)修正したいフィールドのフィールド名をクリックすると,下段のフレーム内に入力フォームが表示される。
2)内容を修正した後,「設定」ボタンをクリックする。
5 修正が終わったら「保存」ボタンをクリックする。
ILLシステムで依頼を受付けるかどうかの区別をフラグで示す。
ILLシステムで受付 サービスを行うか |
サービスステータス <STAT> |
A〔可〕 N〔否〕 | |
個別のサービスを 行うか |
複写 | 複写サービス種別 <COPYS> |
A〔可〕 C(他の窓口で受け付ける → 複写受理館コード <COPYAL>を設定する) N〔否〕 |
貸借 | 貸借サービス種別 <LOANS> |
A〔可〕 C(他の窓口で受け付ける → 貸借受理館コード <LOANAL>を設定する) N〔否〕 | |
FAX | FAX送付サービス種別※ <FAXS> | A〔可〕 N〔否〕 |
※ 複写した資料をFAXで送付することが可能かどうかの種別
サービスステータス<STAT>の変更は,ILLシステムでの受付可否に係るので特に重要である。
(1) 初めて受付サービスを開始する場合
サービスステータス<STAT>の初期値は「N」であるので,値を「A」に書き換える。また,複写サービス種別<COPYS>,貸借サービス種別<LOANS>,FAX送付サービス種別<FAXS>も必要に応じて書き換える。
例) 複写,貸借の受付は行うが,FAXでの資料送付は行わない場合
COPYS:A LOANS:A FAXS:N STAT:A
(2) 一時的な受付サービス停止の場合
サービスステータス<STAT>の値を「N」に変更する。あわせて,図書館定義フィールド<LDF>に休止理由および休止期間を注記する。なお,急なシステムダウンなどにより自館で変更できない場合は,国立情報学研究所 NACSIS-ILL担当( → p.4)へ連絡する。
1. 本館・分館のサービス種別の連動
本館と分館のサービス種別の連動は,分館の参加組織データにおいて,複写,貸借それぞれのサービス種別と受理館コードを以下のように指定することによって可能となる。
分館の参加組織データ
サービス種別 | 設定値 | 受理館コード | 設定値 | |
複写 | COPYS | C | COPYAL | 受付する図書館の参加組織データID |
貸借 | LOANS | C | LOANAL | 受付する図書館の参加組織データID |
※ 設定値については,上記「受付サービスフラグについて」を参照
2. 本館の各サービス種別変更について
以下のとおり,分館の<COPYS>,<LOANS>,<STAT>は,本館等の各サービス種別の変更に連動して変化する。ただし,<FAXS>は対象外。
本館等の サービスステータス |
本館等が複写受理館に なっている分館等の 複写サービス種別 |
本館等が貸借受理館に なっている分館等の 貸借サービス種別 | |
複写サービス種別 <COPYS> | A | C | 変更しない |
C | 変更しない | 変更しない | |
N | N | 変更しない | |
貸借サービス種別 <LOANS> | A | 変更しない | C |
C | 変更しない | 変更しない | |
N | 変更しない | N | |
FAX送付サービス種別 <FAXS> | A | 変更しない | 変更しない |
C | 変更しない | 変更しない | |
N | 変更しない | 変更しない | |
サービスステータス <STAT> | A | C | C |
N | N | N |
3. 分館の<STAT>の変更について
分館の<STAT>の変更は,本館の<STAT>に連動していない。したがって,本館の状況に関らず,分館等が受付サービスを休止する場合は,分館等は参加組織メンテナンスで<STAT>を「N」に変更する。
4. 各サービス種別と<STAT>との優先順位について
本館等の<COPYS>,<LOANS>の値と<STAT>の値とが異なる場合は,「N」の値が優先される。
例) 本館の<COPYS>が「A」 かつ<STAT>が「N」の場合は,その本館を受理館にしている分館の<COPYS>は「N」に変更される。
複写や貸借を同一機関の他の組織で受け付ける場合には,複写受理館コード<COPYAL>,貸借受理館コード<LOANAL>にその館の参加組織データIDを設定する。サービス種別と連動させて設定する。
他機関の参加組織データIDを入力するとエラーになる。
教育用システムでは,通常,依頼は常に自館で受け付けるようになっているが,講習会用受付館コード<AMLIDE>に相手の参加組織データIDを設定することで,その館と依頼のやりとりができるようになる。
利用条件を,以下の項目例のようにレンディング・ポリシー<POLICY>に記述して公開する。
項目は特にコード化していないが,現在は「相互協力便覧」に準拠している。
項目例 |
複写担当係:相互協力係 |
複写受付可否:可 |
複写受付窓口:情報研究センター |
複写方法・料金:電子複写 リーダープリンタ複写 |
申込方法:NACSIS-ILL 郵便 FAX |
複写決済方法:ILL文献複写等料金相殺サービス。このサービスを利用しない機関=後納(要事前申請)または前納 |
複写支払方法:ILL文献複写等料金相殺サービス規定による。このサービスを利用しない機関=後納の場合は請求書による銀行振込,前納の場合は料金通知書による現金,現金書留,郵便為替 |
振込・送金先:NII大学附属図書館相互協力係 |
複写注記等:貴重書の複写は不可 |
貸借担当係:相互協力係 |
貸借受付可否:条件つき可(雑誌・貴重書・参考図書は貸出不可) |
貸借期間:2週間 |
貸借注記等:冊子小包(簡易書留) |
閲覧担当者:参考係 |
閲覧対象者:教職員・大学院生・学生(閲覧・複写) |
事前連絡:貴重書は事前申込み |
持参資料:身分証又は図書館長の紹介状 |
閲覧受付時間:9:00~16:45(土、日曜日、祝日は受け付けない) |
複写受付時間:9:00~11:45 13:00~16:45(土、日曜日、祝日は受け付けない) |
館外貸出可否:否 |
注記等:車での来館はご遠慮ください |
開館時間:8:30~21:30(土、日曜日、祝日:9:00~17:00) |
休館日:年末年始,入試期間 |
その他注記等: |
※ 利用条件はなるべく簡潔に。一時的な休館などの注記は,[注記]に記述する。
POLICYに導入句「WEBPOLICY:」をつけて各項目を入力する。
CiNii Booksの英語版に表示する場合は、「WEBPOLICY:」の後に続けて以下の導入句を追加して入力する。
導入句 | 内容 |
ILL-Org: | 組織名 |
ILL-Address: | 所在地 |
ILL-ZIP: | 郵便番号 |
ILL-Commun1: | 連絡先 |
POLICYに導入句「OPACURL:」をつけて,OPACの書誌詳細ページのURLを入力する。
入力例 |
OPACURL:https://xxx.xxx.xxx/xxx?ncid=<NCID> |
※ <NCID>と記述した部分が実際の書誌IDに置換される。
※ 導入句以降のOPACのURL記述内容は,図書館システムによって異なる。
住所連絡先を記述して公開する。
フィールド名 | 内容 | 設定例 |
ZIP | 郵便番号 | 999-9999 |
ADDRESS | 住所 | 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 |
TEL | 相互協力担当電話番号 | 03-1111-1111 |
EXTEL | 相互協力担当内線 | 123 |
FAX | 相互協力担当FAX番号 | 03-2222-2222 |
ILLDEPT | 相互協力担当部局 | 相互協力係 |
ILLSTAFF | 相互協力担当者 | 田中 |
WebUIPではILLレコード作成時に自動転記される。
参照:「WebUIP自動セット項目」
貸借での貸借期間または返却期限を設定する。
設定フィールド:貸借期間<LOANP>
貸借期間の設定例:14(貸借期間14日)
返却期限の設定例:20070603(2007年6月3日まで)
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