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5.2.2 参照データセットを利用した依頼

総合目録データベースに該当する書誌データが登録されていなくても,他の手段(メールや電話による問合せ,WebOPAC等)によって所蔵館を確認できる場合がある。その際,参照データセットに該当する書誌データが存在すれば,その書誌事項を利用してILLレコードを作成することができる。(参照:2.1「参照データセットの種類」

■ 参照データセットを利用した依頼の流れ

目録検索
  書誌検索の結果,総合目録データベースには書誌データが登録されておらず,参照データセットにのみヒットすることが判明。
WebOPACなど,他の方法で参加館の所蔵を確認
  
レコード作成参照データセットの書誌データを利用してILLレコードを作成し,依頼内容を入力する。

■ 操作例

依頼館は,参照データセットの書誌データを利用して雑誌論文の複写依頼を行う。
雑誌のタイトル等:
論文名等:
支払区分:
申込者氏名・所属:
所蔵館:
所蔵典拠:
「英語表現研究」日本英語表現学会 17号(2000) p.11-19
島津厚久"The assistant における「白」と「黒」—Frankの自己超越プロセス"
公費(pb)
相互太郎・文学部教授
一橋大学附属図書館(所蔵館コード:FA002010)
WebOPAC

1 種々の検索条件(検索キー)で検索を行ったが,参照データセットにしかヒットしなかった。

データベース中に所蔵を示すデータが存在しない。

WebOPACにより,一橋大学附属図書館(FA002010)が所蔵していることが判明した。

ILLレコードの作成作業に移行する。



2 参照データセットの書誌データの書誌IDと雑誌のタイトルが,ILLレコードの書誌ID<BIBID>,書誌事項<BIBNT>フィールドに転記される。

論文のタイトルや論文の著者のほか,必要事項を入力する。


ヒント

WebOPACでの所蔵館情報の確認
WebOPAC等で所蔵館情報を確認する場合,所蔵館コード<HMLID>に入力する参加組織データIDは,参加組織の検索で確認し,各自で入力する必要がある。
参照:「8.3 他館の参加組織データを参照する」


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