目録システムコーディングマニュアル(CAT2020対応版)


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6.1.5 YEAR

6.1.5 A 〔形式〕

YEAR 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
(Group Field)
刊年1、刊年2
必須2 可変長    1
   刊年1 (必須1) (固定長) (4バイト)   
刊年2 (必須2) (固定長) (4バイト)   

6.1.5 B 〔記述文法〕

 記述文法については、「付録6.2 雑誌書誌データの記述文法」を参照のこと。

6.1.5C 〔フィールド内容とデータ要素〕

C1

 フィールド内容については、2.1.5 YEARにおいての規定に準ずる。

C2

 YEARフィールドのデータ要素は、刊年1及び刊年2である。
 刊年1には、出版・頒布開始の日付に対応する西暦年を記録する。
 刊年2には、出版・頒布終了の日付に対応する西暦年を記録する。

6.1.5D 〔データ要素の情報源〕

D1

 PUBフィールドの出版・頒布等の日付データ。

D2

 複製資料の場合は、NOTEフィールドに記録された、原本の出版・頒布等の日付データ。

6.1.5E 〔データ記入及び記入例〕

E1

 刊年1、及び刊年2には、4桁の西暦年を記入する。
 刊年1と刊年2の間には、1桁のスペースを記入する。

YEAR:1988 1990
PUB:京都 : 同朋社出版 (発売) , 1988.6-1990.11
YEAR:1986 1990
PUB:東京 : 三井銀行調査部 , 1986-1990
YEAR:1990
PUB:三鷹 : 国立天文台 , 1990-

E2

 出版が開始された年内に出版・頒布が終了した場合は、その同一西暦年を刊年1としても刊年2としても記入する。

YEAR:1987 1987
PUB:東京 : 交通協力会 , 1987

E3

 出版日付と頒布(発売等)日付が異なる場合は、出版日付に対応する西暦年を記録する。

YEAR:1987
PUB:東京 : ユーロマネー東京事務所 , c1987-
YEAR:1953
PUB:東京 : 日本鉄鋼協会 , 1953印刷-

E4

 明確な出版・頒布日付の表示がないために、著作権表示年、印刷年、製作年、序文・あとがき等の日付、推定による出版・頒布日付をPUBフィールドに(複製資料の場合はNOTEフィールドに)記入した場合は、それらの日付に対応する西暦年を記録する。

 初号あるいは終号に出版・頒布年の表示がなく、かつ著作権表示年(又は印刷年)の表示もない場合

YEAR:1983
PUB:[東京] : 国際交流基金 , 1983序-

 初号、あるいは初号と終号の双方を所蔵しているが、出版・頒布年の表示がないため、規定の情報源以外からの情報を記録する、あるいは情報を推定補記する場合

YEAR:1977
PUB:東京 : 全日本舞踊連合 , [1977]-
YEAR:1972 1976
PUB:大阪 : 大阪府医師会 , 1972-[1976]
YEAR:1966 1970
PUB:東京 : 音楽之友社 , [1966]-[1970]

E5

 出版・頒布日付に対応する西暦年が不明の場合は、不明部分の数字をハイフンで代用する。 まったく推定不能の場合のみ4桁ともハイフン「----」を記入する。

YEAR:19--
PUB:大阪 : 日本貿易振興会大阪支部 , [19--]-

E6

 初号を所蔵していないため、出版・頒布開始年がPUBフィールドに記入できない場合でも、刊年1には推定可能な部分までを数字で記入し、不明部分のみハイフンを記入する(初号を所蔵していない場合、PUBフィールドには出版・頒布開始年を推定記入してはならない)。

 終号は所蔵しているが、初号を所蔵していないために出版・頒布開始の日付が確認できない場合

YEAR:1--- 1990
PUB:東京 : 経済調査会出版部 , -1990
NOTE:記述はNo. 726 (昭36. 11) による

 初号と終号の双方を所蔵していないために出版・頒布開始及び出版・頒布終了の日付が共に確認できない場合(刊行継続中のため、終号が事実上存在しない場合を含む)

所蔵巻号No.2, 2007.8発行,年1回刊の場合
YEAR:200-
PUB:岡山 : 日本細胞生物学会
NOTE:記述はNo. 2 (2007.8)による

E7

 複製資料の場合は、原本の出版・頒布開始の日付に対応する西暦年を刊年1に、原本の出版・頒布終了の日付に対応する西暦年を刊年2に記入する。

YEAR:1951 1971
PUB:京都 : 臨川書店 , 1985
NOTE: 原本の出版事項: 東京 : 俳文學會 , 1951-1971

6.1.5F 《注意事項》

F1

 刊年1及び刊年2には、年月次データを記入してはならない。

F2

 同一の号が何刷も重ねて出版されている場合、刊年1、及び刊年2には、初刷の出版・頒布年を記入する。

F3

 複製資料の場合、刊年1及び刊年2には、複製時の出版・頒布年を記入してはならない。

F4

 終号は所蔵しているが、初号を所蔵していないため、出版・頒布開始年がPUBフィールドに記入できない場合は、必ず刊年1に推定される刊年(不明部分はハイフン)と記入したうえで、刊年2を記入する。刊年2のデータだけを単独で記入してはならない。

F5

 刊年1と刊年2の間には、スペース以外の文字を記入してはならない。

〔関連項目〕


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