目録システムコーディングマニュアル(NCR2018対応版)


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5.2.5.1 NOTE

5.2.5.1A 〔形式〕

NOTE 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
注記 必須1 可変長 1024バイト 128

5.2.5.1B 〔記述文法〕

 記述文法については、「付録6.5 著者名典拠データの記述文法」を参照のこと。

5.2.5.1C 〔フィールド内容とデータ要素〕

 NOTEフィールドには、データ作成・修正等に関する各種情報を記録する。
 NOTEフィールドは、他のフィールドには記録できないが、各参加機関が必要とする各種情報を記録するために設けられたフィールドである。

5.2.5.1D 〔データ記入及び記入例〕

D1 典拠形アクセス・ポイントの作成の際の目録対象資料に関する初出タイトル注記

 典拠形アクセス・ポイントを決定し、典拠データ作成の根拠とした目録対象資料について、そのタイトル、出版者、出版年等の書誌情報を記録する。

NOTE:八代将軍吉宗と紀州徳川家, 1995.4

D2 典拠形アクセス・ポイントその他各フィールドの追加・修正事項及び追加・修正の根拠とした情報源を記述する修正注記

 典拠形アクセス・ポイントの修正、その他の各フィールドの追加・修正に当たって根拠とした情報源を記録する。
 この注記についての詳細は、第11章 典拠データ修正の該当条項を参照のこと。

D3 典拠形アクセス・ポイントと採用しなかったその他参照形との関係を示す情報注記

D3.1

 典拠形アクセス・ポイントに採用しなかった形で、目録対象資料の規定の情報源に記述されている形を記録した場合は、その根拠となった情報源等を記録する。

D3.2

 さらに典拠形アクセス・ポイントに採用しなかった形で、目録対象資料の規定の情報源に記述されていない形ではあるが、参考資料等に記載されており、SFフィールドに記述されたものについてはその形がどのような参考資料によったのかを記録する。

D3.3

 SAFフィールドに記録された情報について、当該データ間の関連の種類を記録する必要がある場合は、その旨を記録する。


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