目録システムコーディングマニュアル(CAT2020対応版)


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4.4.1 CLS

4.4.1A 〔形式〕

CLS 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
(Group Field)
分類
選択 可変長   24
    分類表の種類 (必須1) (可変長) (6バイト) (1)
分類記号 (必須1) (可変長) (32バイト) (1)

4.4.1B 〔記述文法〕

記述文法については、「付録6.1 図書書誌データの記述文法」を参照のこと。

4.4.1C 〔フィールド内容とデータ要素〕

 CLSフィールドには、目録対象資料にかかわる、分類表の種類及び分類記号をデータ要素として記録する。

 分類表の種類には、使用する分類表の種類をコード化して記録する。
 分類記号には、当該分類表に基づいた分類記号を記録する。

4.4.1D 〔データ記入及び記入例〕

 分類表の種類には、分類表の種類を示すコードを記入する。 (→付録1.5主題関係のコード表)
 分類記号には、各分類表における分類規程等に従って、分類記号を記入する。

TR:Universal decimal classification / H. Bose
CLS:NDLC:UL651
TR:In civitate Maioricensi anno MCCCXIII composita
CLS:LCC:PA8360.L93
CLS:LCC:B765
TR:Cases and materials on law and economics / by David W. Barnes, Lynn A. Stout
CLS:LCC:KF385.A4
CLS:DC20:349.73
CLS:DC20:347.3
TR:Optique et mathématiques : recherches sur l'histoire de la pensée scientifique en arabe / Roshdi Rashed
CLS:LCC:QC352
CLS:DC20:535/.0917/4927
CLS:NDC8:425
TR:Uranometria / Joannes Bayer
CLS:LCC:QB801
CLS:UDC:523.8
CLS:DC19:523.8
CLS:NDC8:442

4.4.1E 〔フィールドの繰り返し〕

E1

 複数の分類表を使用して分類作業を行う場合は、CLSフィールドを分類表の数だけ繰り返す。それぞれのフィールドに、各分類表における分類規程等に従い、分類記号を記入する。

E2

 目録対象資料に付与すべき分類標目が複数ある場合は、CLSフィールドをその数だけ繰り返し、使用した分類表における分類規程等に示される順に、それぞれの分類記号を記入する。

4.4.1F (選択事項)

F1

 分類作業を行うために使用する分類表は、分類表の種類コード表に収録された標準的分類表の範囲内で、各参加組織が自由に選択する。

F2

 記録する分類標目の数、形式等は、各分類表における分類規程等に従う限りにおいて、各参加組織が自由に選択する。

4.4.1G 《注意事項》

G1

 CLSフィールドには、分類表の種類コード表に収録された標準的分類表による分類標目のみを記録する。
 各参加組織独自の分類表など、分類表の種類コード表に収録されていない分類表を用いてデータ記入を行ってはならない。
 また、たとえ分類表の種類コード表に収録された分類表における分類規程等に従っていても、各参加組織における請求記号そのものを記入してはならない。

G2

 1つのCLSフィールドに複数の分類標目を記入してはならない。

G3

 CLSフィールドには、外部機関作成書誌データを元にしたシステム追記(→「目録情報の基準第5版」4.7.1)が行われることがある。
 システム追記は、CLSフィールドの各項目を文字列完全一致で比較し、同じものがない場合に行われる。


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