逐次刊行物のタイトルが総称的な語からなる場合,他の逐次刊行物との識別を容易にするため,TR フィールドには必ず責任表示を記録する。(→ 4.2.1F5.4,4.2.1F5.5)
総称的なタイトルであるかどうかの判定は,LCにおける次の判定基準に準拠して行う(Cataloging service,Bulletin.112,p.10-11)。
1. ISDS における総称的な語の定義は,「出版物の種類および(または)頻度を示すもの」である。各々の判断は,この定義に拠るものとする。(例)
会議録 月報 速報 会誌 研究 年報 会報 研究報告 プログラム 概要 広報 報告 季報 雑誌 報告書 紀要 資料 要覧 機関誌(紙) 技報(技術報告) 資料集 通信 統計 統計年報 ニュースレター 年鑑 年次報告 レポート 論集 資料図録 博士学位論文 ディスクロージャー誌 研究紀要 研究年報 調査月報 調査レポート 試験成績書 事業概要 事業年報 事業資料集 業務概要 業務年報 業務成績報告書 実践集 実践集録 実践報告 実践報告集 Annual conference proceedings Annual report Bulletin Circular Journal Membership directory Occasional newsletter Official report Pamphlet Preliminary report Proceedings of the conference Program Record Research paper Review Special report Transactions2. タイトル中に主題内容や範囲を示す語を含む(あるいはこれらの語によって構成されている)場合は,総称的とはみなさない。
(例)
近代文学研究 経済 経営研究 人類学研究 天文学 行動科学研究 化学雑誌 科学 医学中央雑誌 Anthropological reports Seismological bulletin Astronomy Behavioral science series Chemical bulletin Clinical science Science bulletin Medical series bulletin3. タイトル中に出版物の頻度または種類を示す語以外のものを含む場合は,通常総称的タイトルとみなさない。
(例)
熊本市勢要覧 健康管理年報 Average monthly weather outlook External trade statistics Employment statistics Nationalities papers Staff papers series Services and organization guide Summary of general legislation Technical services program Training & methods series Tutorial lecture series State salary survey4. 洋資料については、タイトルが頭字語やイニシャル語を含む(あるいはそれらで構成されている)場合,総称的とみなさない。
(例)
B.E.A. staff paper B.I.S. report Research report ADM Bulletin GT5. 洋資料については、一般的に,タイトルが 5 語より多い語(重要でない語は除く)で構成されている場合,総称的とみなさない。
(例)
Directory of faculty, professional and administrative staff, and students Appropriation statements by departments and agencies, all funds Annual descriptive report of program activities for vocational education6. その語が総称的かどうか疑わしい場合,総称的とみなしてよい。