目録システムコーディングマニュアル(NCR2018対応版)
[目次]
[前ページ]1.1.3 情報源の記録
[次ページ]2.0 通則
1.1.4 記号の表記法
1.1.4A 〔原則〕
目録システム用文字セットに含まれる記号については、転記の原則に従い、当該記号を用いてデータ記入を行う。(→ 1.1.2 転記の原則)
目録システム用文字セットに含まれない記号については、外字として扱う。(→「目録情報の基準 第6版」11.2)
1.1.4B 〈例外規定〉
以下の記号については、上記の原則にかかわりなく、それぞれの項に示した方法によってデータ記入を行う。
-
(1) 不等号(< >)
- 次のフィールドにおいては、不等号は使用しない。代わりに、和資料においてはかぎ括弧(「」)、洋資料においてはダブルクォーテーション(” ”)を使用する。
- 1) TR (書誌)
- 2) AL (書誌)
- 3) PTBL (図書書誌)
- 4) UTL (図書書誌)
- 5) HDNG (典拠)
- 6) SAF (典拠)
-
(2) ダッシュ(―)
-
すべてのフィールドにおいて、ダッシュは使用しない。代わりに、ハイフン2つ(- -)を使用する。
1.1.4C 《注意事項》
不等号は、データIDを識別するための区切り記号として使用される場合がある。(→ 1.0.2 データ要素間の区切り記号)
目録対象資料(及びデータ記入の拠り所となった資料)に表記されている文字種が不等号であっても、上記〈例外規定〉に示されたフィールドにおいては、決して、不等号を不等号としてデータ記入を行ってはならない。
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