目録情報の基準 第6版


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[前ページ] 4.6 流用入力
[次ページ] 4.8 共有データの修正

4.7 システム登録

 外部機関作成書誌データを総合目録データベースに登録する際に,サーバ側で自動的に行われる書誌登録のことを「システム登録」と呼び, システム登録によって作成された書誌データはPREBOOKデータセットに登録される。PREBOOKデータセットの書誌データは,所蔵登録をすることによってBOOKデータセットに移行する。システム登録には目録担当者の作業は発生しない。ただし,PREBOOKデータセットの書誌データに対して所蔵登録する場合は,現物をもとに慎重に判断し修正することができる。

 なお,システム登録の対象となる外部機関作成書誌データは,JPMARC,TRCMARC,USMARC,USMARCX,UKMARC,GPOMARCのうち,ISBNが記入されている書誌データとする。(2020年8月3日現在)

4.7.1 システム追記

 既存の書誌データに自動でフィールドを追加し,外部機関作成書誌データに含まれていた件名等の情報を記入することを「システム追記」と呼ぶ。システム追記対象となる書誌データは,2020年8月3日以降に作成されたBOOKデータセット又はPREBOOKデータセットの書誌データとする。

 システム追記の内容は以下のとおりである。

4.7.2 事前処理

 外部機関作成書誌データは,以下のような事前処理を経てPREBOOKデータセットに登録される。この事前処理により,同じISBNを持つ書誌データが複数登録されることを防ぐとともに,既存データに不足している件名等の情報を追記する。

4.7.3 自動リンク

 PREBOOKデータセットにあるシステム登録書誌データには,バーチャル国際典拠ファイル(Virtual International Authority File : VIAF)に登録された外部機関著者名典拠IDとの照合結果をもとに,NACSIS-CATの著者名典拠データとの自動リンク形成処理が行われる。

 自動リンク形成処理が行われるデータは,外部機関作成書誌データに著者名典拠IDの情報が含まれ,外部機関作成著者名典拠データとNACSIS-CAT著者名典拠データをVIAF上で照合可能なデータに限る。

解説(PREBOOKデータセットの書誌データの利用)

 PREBOOKデータセットにおける書誌データには所蔵がないため,目録業務の際には検索対象となるが,NACSIS-ILLやCiNii Books等においては検索対象とはしない。


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