典拠データセットは,参加組織が共有しているデータセットであり,書誌的記録の検索おいて集中機能を実現するために、典拠形アクセス・ポイントを管理するものである。
典拠データセットには,著者名典拠データセット(NAME),著作典拠データセット(TITLE)がある。
著者名典拠データセットには,著者の典拠形アクセス・ポイントとなる名称を収録する。名称には,個人名,家族名,団体名及び会議名がある。
著作典拠データセットには,著作の典拠形アクセス・ポイントとなる著作の名称を収録する。
典拠データには,典拠形アクセス・ポイント及び典拠形アクセス・ポイントに関連する情報を記録する。
ただし,目録規則に規定されている場合は,同一個人等に対し,関連する複数のデータを作成することがある。
また,本基準,又は目録規則によらない各参加組織独自のアクセス・ポイントの形は,所蔵データに記録することができる。
また,からも見よ参照(SAF)が存在する場合は,対応する典拠データとの間にリンクを形成することができる。