目録情報の基準 第5版


[目次]
[前ページ] 5.3 図書所蔵データの構成と記述規則
[次ページ] 6.2 記述対象のとらえ方

6 雑誌書誌データ

6.1 雑誌書誌データの構成と記述規則

 各項目中のデータ要素は,原則としてISBD(ISBDに対応しない項目についても類似の形式)に従って記述する。

6.1.1 ID & コードブロック

 このブロックは,次の諸要素からなる。

 コード類は,原則として,USMARCフォーマットのコード体系に準拠する。

6.1.2 記述ブロック

 このブロックは,目録記入の記述の部分に相当する。

 各フィールドのデータは,ISBD区切り記号法に準拠して記述するが,各データ要素の機械的識別のため,一部の記号法を改変して使用するところがある。

 データの記述にあたって適用する目録規則は,原則として日本語資料,中国語資料,韓国・朝鮮語資料についてはNCR,左記以外の資料についてはAACR2とする。

6.1.3 変遷ブロック

 このブロックでは,変遷ファミリーID及び変遷注記が表示される。

 これらの項目では,国立情報学研究所が,タイトル変遷データセット中のデータとの間のリンク形成を行う。

6.1.4 リンクブロック

 このブロックでは,目録作業時に,著者名典拠データとのリンク形成を行う。リンク形成後,ALフィールドにはリンク関係の情報が示される。

 ただし,リンク形成を行わない場合,ALフィールドは,本基準8の項で定める統一標目形を記録するために使用する。

 なお,雑誌書誌データにおいては,書誌構造の上下関係のリンクは行わない。

 また,水平(変遷)関係に関しては,タイトル変遷データセットを構築し,書誌データ間のリンク形成を行う。(6.1.3参照)

6.1.5 主題ブロック

 このブロックでは,標準的な件名等を記録する。


[ページの先頭]