学術雑誌総合目録欧文編データ作成マニュアル


[目次]
[前ページ] <付録B> コード表
[次ページ] <付録D> データ記述文法

<付録C> US MARC流用入力(オンライン入力用)

主な注意事項

項目注意事項
書誌レコード
作成単位
基本的に個別タイトル記入方式にUSMARCSもほぼ準拠。ただし,準拠する目録規則の相違等の理由により,一括タイトル記入方式に基づくレコードが一部存在している。その場合,レコード分割が必要。また,タイトル変遷の判定基準の相違等により書誌単位が異なっている場合もある。
基準とする号記述の基本となるのはSERIALと同様にUSMARCSも初号,初号を所蔵していない場合は所蔵する最古の号である。ただし,準拠する目録規則の相違等の理由により,最新の号に基づいて記述されたレコードが一部存在している。その場合修正が必要。
USMARCSに初号についてのデータがある場合でも,初号現物が手元にない場合には,記述は所蔵する最古の号に基づいて行うこと。その際基準とした号について注記する。
コード
ブロック
各コードが適切であるか,必ず現資料をもとに確認をすること。特にテキストの言語コード(TXTLフィールド)の記入漏れが多いので要注意。
タイトル及び
責任表示(TR)
TRフィールド中に記入しなければならない共通タイトルが,VTフィールドに記入されている等,階層構造の表現がSERIALと異なることがある。
New series,2nd series等逐次刊行物全体の順序付けを示す表示の変更・追加はSERIAL (NC)では別書誌を作成。USMARCSでは単なる巻次変更扱いとしているケースが多い。書誌の分割が必要。
巻次・年月次
(VLYR)
USMARCSではタイトルページ等情報源を特定するが,SERIALにおいては目録対象資料全体から優先順位の基準に従って巻次を現す記号を選択する。現物で確認する必要あり。 初号・終号・巻次変更の直前,直後の号のいずれかを所蔵していない場合,USMARCSにデータが存在していても所蔵していない部分の巻次・年月次の記入不可。
SERIALの記述文法,記入の慣例に従って修正すること。特に年月次または巻次の一方の記入しかないケースが多い。
巻次形式の優先順位,巻次変更の基準等,異なることがあるので総合目録データベース(NC)の基準に従って修正すること。
出版に関する事項
(PUB)
初号・終号のいずれかを所蔵していない場合には,所蔵していない部分の出版日付の記入不可。
その他のタイトル
(VT)
USMARCSで付与されている「その他のタイトルの種類」コードは,必ず現物と照合の上その正当性を確認すること。
KT, ABが付与されている場合は,現物に表示がなくとも削除する必要はない(それぞれISSNネットワーク登録時のキータイトル,略タイトル)。
変遷注記
(BHNT)
国立情報学研究所でしか記入できないフィールドなので,存在するデータは必ず削除する。NOTEフィールドに注記することもできる。
変遷関係が現物で確認できたならば,データシートに記入の上,情報源コピーと共に国立情報学研究所に送付する。
著者名リンク
(AL)
日本の団体標目の扱いに注意。公用語が日本語の場合,標目の形はNCRに従って決定する。しかしUSMARCSではAACR2に従ってローマ字表記を採用している。
その他USMARCSにおいてはキリル等の非ローマン・アルファベットに対して翻字・ローマ字化等の処理を施している。国立情報学研究所ではTR等についてキリルへ機械的に再変換しているので現物による確認が必要。
ただし,典拠標目はSERIALにおいてもAACR2に従ってローマ字表記を採用している。

他のフィールドについても必ず総合目録データベースの基準に合致しているか,資料現物で確認できるか注意すること。

USMARCSの書誌レコード
総合目録データベースの基準では別書誌を作成すべきだが,1書誌になっている


SERIALの書誌レコード
個別記入方式に従って別書誌とし,変遷マップが作成されている



ページの先頭