ここでは、「NCR87R3」の条項番号順に、「NCR87R3」任意規定の適用範囲を示す。
「NCR87R3」において本則(又は別法)の敷衍事項として示されている条項については、以下の各項目で特に別の規定が示されていない限り、当該任意規定を「入力レベル:選択」に相当するものとして扱うことを原則とする。
任意規定が「目録情報の基準 第5版」の該当部分と相違する場合は、当該任意規定は採用しない。
また、条項によっては、「目録情報の基準 第5版」に従い、当該任意規定のかかわる本則(又は別法)自体も採用しないことがある。
「目録情報の基準 第5版」に従い、任意規定は採用しない。
出版物理単位に含まれる著作は、CWフィールドに記録する。
ただし、著作の記録は、「入力レベル:選択」である。
TRフィールドに記録しない個人名、団体名等は、NOTEフィールドに記録する。
ただし、これらの記録は、「入力レベル:選択」に相当する。
「目録情報の基準 第5版」に従い、任意規定を採用する。
任意規定に従い、頒布地は、PUBフィールドに記録する。
頒布地に対して、出版地とは別にPUBフィールドを設定する。
「目録情報の基準 第5版」に従い、任意規定を採用する。
任意規定に従い、頒布地は、PUBフィールドに記録する。
その際、任意規定の「頒布者を出版地、出版者に続けて記録する。この場合、頒布地が出版地と同一のときは一方の記録を省略する。」は、「目録情報の基準 第5版」に従い、適用しない。
頒布者に対して、出版者とは別にPUBフィールドを設定する。また、頒布地は出版地と同一である場合も省略しない。
出版年と異なる著作権表示年は、PUBフィールドに記録する。
ただし、出版年と異なる著作権表示年の記録は、「入力レベル:選択」に相当する。
製作地、製作者、製作年等は、出版地、出版者、出版の日付等をPUBフィールドに記録する場合でも、PUBフィールドに記録する。
ただし、これらの記録は、「入力レベル:選択」である。
出版物理単位の書誌データにおいては、数量の記録は、「入力レベル:必須2」である。
セットものの数量は、刊行が完結した時点で、PHYSフィールドに記録する必要がある。
集合書誌単位の書誌データにおいては、数量の記録は、「入力レベル:選択」である。
標準番号のうち、ISBN、及びISSNの記録は、「入力レベル:必須2」である。
正しいISBN(又はISSN)は、判明する限り、ISBNフィールド(又はISSNフィールド)に記録する必要がある。
目録対象資料に表示されている不正確なISBN(又はISSN)は、XISBNフィールド、XISSNフィールド又はOTHNフィールドに記録する必要がある。
任意規定は採用しない。
装丁に係わる語句は、VOLフィールドに記録する。
キータイトルは、本タイトルと同一であっても、VTフィールドに記録する。
ただし、キータイトルの記録は、「入力レベル:選択」に相当する。
入手条件、定価等は、PRICEフィールドに記録する。
ただし、これらの記録は、「入力レベル:選択」である。
→B1〔1.0.2.3任意規定〕
→B2〔1.1.5.1D任意規定〕
→B3〔1.4.1.1D任意規定〕
この条項については、別途検討を行う。
最初の出版者等以外の出版者等は、PUBフィールドに記録する。
また、PUBフィールドに記録できない出版者等は、NOTEフィールドに記録する。
ただし、これらの記録は、「入力レベル:選択」である。
→B4〔1.4.2.1C任意規定〕
任意規定は採用しない。
最新の出版年は、所蔵データのCPYRフィールドに記録する。
ただし、最新の出版年の記録は、「入力レベル:選択」である。
→B5〔1.4.3.1A任意規定〕
シリーズのISSNの記録は、「入力レベル:必須2」である。
シリーズのISSNは、親書誌データのISSNフィールド(及びOTHNフィールド)に記録する必要がある。
目録対象資料にかかわるISBNの記録は、「入力レベル:必須2」である。
ただし、日本以外の国名記号を持つISBNの記録方法については、別途検討を行う。
不正確なISBNの記録は、「入力レベル:必須2」である。
不正確なISBNは、XISBNフィールドに記録する必要がある。
→B12〔1.8.3〕
→B11〔1.8.2〕
→B12〔1.8.3〕
合綴製本の数量は、所蔵データのLDFフィールドに記録する。
ただし、合綴製本の数量の記録は、「入力レベル:選択」に相当する。
保存期間は、所蔵データのLDFフィールドに記録する。
ただし、保存期間の記録は、「入力レベル:選択」に相当する。
この条項については、別途検討を行う。
「目録情報の基準 第5版」に従い、任意規定は採用しない。
タイトル全体が原綴で表示されている場合は、タイトルとして記録する形がそのまま標目となる。
人名の付記事項の記録は、「入力レベル:必須2」に相当する。
判明している生没年等は、同定識別上の必要性がなくても、著者名典拠データのHDNGフィールド(又は書誌データのALフィールド)に記録する必要がある。
また、生没年は、著者名典拠データのDATEフィールドに記録する。ただし、生没年のDATEフィールドへの記録は、「入力レベル:選択」である。
目録対象資料に表示されている内部組織の記録は、「入力レベル:必須2」に相当する。
団体の内部組織を含めた名称は、HDNGフィールド(又は書誌データのALフィールド)に記録する必要がある。
「目録情報の基準 第5版」に従い、任意規定をさらに敷衍して採用する。
回次、開催年、及び開催地の記録は、「入力レベル:必須2」である。
一連の回次を有する同一名称の会議、大会等については、回次、開催年、及び開催地は、書誌データのALフィールドに記録する必要がある。
回次のない会議、大会等については、開催年、及び開催地は、著者名典拠データのHDNGフィールドに記録する必要がある。
また、回次、開催年、及び開催地は、著者名典拠データのNOTEフィールド(及びDATEフィールド、PLACEフィールド)に記録する。ただし、回次等のNOTEフィールド等への記録は、「入力レベル:選択」である。
「目録情報の基準 第5版」に従い、任意規定は採用しない。
内部組織は、上部組織との間を区切らずに(直接形で)、著者名典拠データのHDNGフィールド(又は書誌データのALフィールド)に記録する。
また、上部組織との間を区切った形(副標目形)は、著者名典拠データのSFフィールドに記録する。ただし、副標目形の記録は、「入力レベル:選択」に相当する。
この条項については、別途検討を行う。
この章については、別途検討を行う。
目録システムにおいては、第3部全体が無関係である。
以上に挙げていない任意規定については、別途検討を行う。