HDNG | 入力レベル | 属性 | フィールド長 | 繰り返し数 | |
(Group Field) 統一標目形 |
必須1 | 可変長 | 1 | ||
名称 | (必須1) | (可変長) | (254バイト) | (1) | |
付記事項 | (必須2) | (可変長) | |||
名称のヨミ | (必須2) | (可変長) | (254バイト) | (1) | |
名称のその他のヨミ | (必須2) | (可変長) | (254バイト) | (2) |
記述文法については、「付録6.5 著者名典拠データの記述文法」を参照のこと。
HDNG フィールドには、著者名の統一標目形を記録する。
HDNG のデータ要素は、名称、付記事項、名称のヨミ及び名称のその他のヨミである。
名称には団体の名前を記録する。
付記事項には団体の設立年若しくは創設年又は所在地を記録する。
ただし、名称のその他のヨミについては、本項では取り扱わない。関連する各コーディングマニュアル等を参照のこと。
団体に対する標目形の記入については、その名前で主として識別される名称のもとに直接形で記入する。 (→ AACR2 24.1)
HDNG:Aslib
HDNG:British Museum
下部組織と関連団体および政府機関と官職については、 AACR2 の規則 (AACR2 24.12 ~ 24.26) を適用する。
従って、上位団体または関連団体名のもとに記入する (→ AACR2 24.13) か、政府名のもとに記入する (→ AACR2 24.18) と規定されている場合を除き、それ自体の名称のもとに記入する。
標目形を決定する情報源については、その団体がその国の言葉で発行している資料から決定するものとする。この条件をあてはめられないときは参考情報源から決定する。 (→ AACR2 24.1)
英語等のラテン文字で書かれる言語の団体名の記述はローマ字で行う。
ローマ字でない文字で書かれる言語の場合は、それぞれ対応する規定に従う。(→0.1.2 和資料・洋資料)
団体名がイニシアルから成るか、イニシアルを含む場合については、団体が主として用いる慣行にしたがって、ピリオドとその他の句読符号を省略したり、つけたりする。判断できない場合は、ピリオドなどは省略する。ピリオドなどとそれに続くイニシアルの間は字あけしない。ピリオドを付さないイニシアル語の文字の間は字あけしない。 (→ AACR2 24.1)
団体名が変更した場合は、新名称で刊行された資料に対しては、新名称を標目とする著者名典拠データを作成する。
新標目の著者名典拠データと旧標目の著者典拠データは、 SAFフィールドにより相互に参照する。
HDNG:National Tuberculosis Association SAF:National Association for the Study and Prevention of Tuberculosis (U.S.) <DA08384096> SAF:National Tuberculosis and Respiratory Disease Association <DA0838410X>
刊行物に表示されている形が複数あるときの標目形の決定については、以下の通りとする。
主情報源に表示されている名称を用いる (→ AACR2 24.2B)
団体の刊行物にその団体名がいくつかの綴字形で表示されている場合は、
主情報源に複数の形の団体名が表示されている場合は、
名称が複数の言語で表示される場合は、以下の優先順位によって、標目形を決定する。 (→ AACR2 24.3)
冒頭の冠詞については省略する。その他、団体に授与された名誉章や勲章を列記した語句等は AACR2 24.5B ~ C に準拠して省略する。
ただし、文法上の理由で必要なものはこの限りではない。 (→ AACR2 24.5A)
名称だけでは団体であると思えない場合は、一般的な指示語を英語で付記する。 (→ AACR2 24.4B)
HDNG:Lotta continua (Association)
HDNG:Lodestar Maps (Firm)
2以上の団体が同一名称であるか、または混同を招くような類似の名称である場合は、それぞれの名称に語または句を付記する。 (→ AACR2 24.4C1)
個々の付記については、AACR2 24.4~24.6、および 24.9~24.11 に従う。
なお、 24.4C1に関する任意規定は、以下のように改定された。
AACR2 1988 Revision 24.4C1
団体間を区別する必要のない場合でも、団体の性格や目的を理解する手掛りとなるなら付記事項を記載する。
「参考情報源」は AACR2 の規定と同じく、団体について書かれた図書と、記事・論文を含むこととする。
参照した情報源については、 NOTEフィールドに記述する。
HDNGフィールドについては、原則として最初に作成された標目を維持する、という典拠データの基本的な方針から、相応の理由が無い限り、既に登録されている標目形を維持するものとする。