目録システムコーディングマニュアル(NCR2018対応版)


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4.1.10 REPRO

4.1.10A 〔形式〕

REPRO 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
複製コード 選択 固定長 1バイト 1

4.1.10B 〔記述文法〕

 記述文法については、「付録6.3 雑誌書誌データの記述文法」を参照のこと。

4.1.10C 〔フィールド内容とデータ要素〕

 フィールド内容とデータ要素については、2.1.10 REPROにおいての規定に準ずる。

4.1.10D 〔データ要素の情報源〕

 どこからでもよい。

4.1.10E 〔データ記入及び記入例〕

E1

 目録対象資料が複製物である場合は、REPROフィールドに1桁のコード「c」を記入する。(→ 付録 1.7 その他のコード表)

REPRO:c
TR:いはらき||イバラキ
ED:縮刷版
NOTE:原資料の出版事項: 水戸 : 茨城新聞社, 1947-1990
REPRO:c
TR:いはらき||イバラキ
ED:[マイクロフィッシュ版]
NOTE:原資料の出版事項: 水戸 : 茨城新聞社, 1947-1990
REPRO:c
TR:築地小劇場 / 築地小劇場 [編]||ツキジ ショウゲキジョウ
ED:復刻版
NOTE:複製の対象 (体現形): 築地小劇場 / 築地小劇場 [編]. -- [東京] : 築地小劇場, 1924-1930
NOTE:解説・総目次・索引あり

E2

 目録対象資料の全体が複製物である場合にコード「c」を記入し、目録対象資料の中に部分的に複製物が掲載される程度の場合は、REPROフィールドにはデータ記入を行わない。
 複製時に添付された、索引、解説書等の付属資料の存在については考慮に入れず、目録対象資料の本体が複製物であれば、コード「c」を記入する。

E3

 目録対象資料が複製物でない場合は、REPROフィールドにはデータ記入を行わない。

REPRO:
TR:いはらき||イバラキ

E4

 目録対象資料が複製物であるかどうかが判明しない場合は、当該資料は複製物ではないとみなし、REPROフィールドにはデータ記入を行わない。

4.1.10F 《注意事項》

F1

 複製コードは、目録対象資料が複製物であるかどうかだけに関係する。
 目録対象資料が複製物である場合は、当該複製物の原資料が刊行されているかどうかにかかわらず、また、原資料にかかわる書誌データが総合目録データべース中(又は参照データセット中)に存在するかどうかにかかわらず、コード「c」を記入する。

F2

 目録対象資料の本体が複製物である場合は、複製時に添付された、索引、解説書等の付属資料の存在の有無にかかわらず、コード「c」を記入する。

F3

 目録対象資料が複製物であることが明確であるならば、REPROフィールドにコード「c」を記入すると同時に、EDフィールドにも、複製であることを示す版表示を記入する必要がある。

〔関連項目〕


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