目録システムコーディングマニュアル(NCR2018対応版)


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[前ページ]第5章1 個人名
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5.1.0.1 日本名、日本名以外

5.1.0.1A(同一名称の異なる形)

 個人の名称に複数の言語による形がある場合は、その著者が主に著作で使用する言語による形を優先名称として選択する。
 主に著作で使用するによる形を容易に特定できない場合は、その個人の居住国、活動国で主に著作で使用する言語による形を選択する。主に著作で使用する言語あるいはその言語の名称が容易に判明しない場合は、最初に典拠データ作成時に用いた目録対象資料中本体に表記されている字種・字体のままを記録する。

 ただし、日本語、中国語、韓国・朝鮮語及びラテン文字を用いる言語は表示形、それ以外の言語の優先名称は翻字形とする。翻字法は以下を参照する。
ALA-LC Romanization Tables(https://www.loc.gov/catdir/cpso/roman.html)

 参照データセットにデータがある場合、上記方針と異なるものもそのまま登録してよい。


目録対象資料のタイトルと責任表示 : The woman in the dunes / Kobo Abe
日本語で書かれた「砂の女」の英語翻訳が目録対象資料の場合の例
著者が主に著作で使用する言語の形は日本語
HDNG:安部, 公房, 1924-||アベ, コウボウ
 個人の優先名称として選択しなかった名称を、異形名称として記録することができる。
 また、優先名称として選択した名称の異なる形も、異形名称として記録することができる。
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