目録システムコーディングマニュアル(CAT2020対応版)


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4.1.16 NBN

4.1.16A 〔形式〕

NBN 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
全国書誌番号 必須2 可変長 32バイト 255

4.1.16B 〔記述文法〕

記述文法については、「付録6.1 図書書誌データの記述文法」を参照のこと。

4.1.16C 〔フィールド内容とデータ要素〕

 NBNフィールドには、目録対象資料にかかわる全国書誌番号を記録する。
 全国書誌番号は、全国書誌に掲載される書誌データに対して、全国書誌作成機関が付与した番号である。

4.1.16D 〔データ記入及び記入例〕

 NBNフィールドには、目録対象資料の出版国における全国書誌番号を記入する。(例:英国の全国書誌作成機関であるBritish National Bibliographyが付与したBNB番号)

NBN:B9481226
TR:Analysis of biological molecules / Geoffrey W.H. Potter
  (全国書誌番号が単数の場合)

4.1.16E 〔フィールドの繰り返し〕

 目録対象資料にかかわる全国書誌番号が複数ある場合は、NBNフィールドをその数だけ繰り返し、番号の昇順に、それぞれの番号を記入する。

4.1.16F (選択事項)

 記録する全国書誌番号の数は、各参加組織が自由に選択する。

4.1.16G 《注意事項》

G1

 出版国における全国書誌番号以外の全国書誌番号は、OTHNフィールドに記録することができる。(→ 4.1.19 OTHN)

G2

 1つのNBNフィールドに複数の全国書誌番号を記入してはならない。

G3

 出版物理単位と全国書誌番号とは、1対1で対応していなくてもよい。

G4

 全国書誌番号先頭の英文字は、省略しない。

G5

 ハイフンの代わりにスペースその他の記号等を記入してはならない。

G6

 全国書誌番号の説明語句をNBNフィールドに記録してはならない。このような語句は必要に応じてVOLフィールドに記録する。(→ 4.1.11 VOL)

G7

 NBNフィールドには、外部機関作成書誌データを元にしたシステム追記(→「目録情報の基準 第5版」4.7.1)が行われることがある。
 システム追記では、NBNフィールドの各項目を文字列完全一致で比較し、同じものがない場合に、フィールドを追加しデータが記入される。

〔関連項目〕


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