ID&コードブロックは、次の2種類のフィールド群で構成される。
1)は、書誌データを構成する特定の情報を、コード化して記録するために設けられたフィールド群である。
各フィールドに記録される情報は、特定のコード表等に基づいている。
このグループには、次の18種類のフィールドが該当する。
ID、MARCFLG、GMD、SMD、YEAR、CNTRY、TTLL、TXTL、 ORGL、REPRO、ISBN、XISBN、ISSN、NBN、LCCN、NDLCN、 GPON、OTHN
2)は、出版物理単位に固有の巻冊次やISBN、価格等の情報を記録するために設けられたフィールド群である。
このグループには、次の4種類のフィールドが該当する。
VOL、ISBN、PRICE、XISBN
コード化情報を記録するフィールドにおいては(ただし、IDフィールド及びMARCFLGフィールドを除く)、目録対象資料の最新の情報に基づいてデータ記入を行う。
コード化情報を記録するフィールドのうちIDフィールド及びMARCFLGフィールドにおいては、データ記入は、目録システムが行う。
出版物理単位に関する情報を記録するフィールドにおいては(ただし、ISBNフィールド、PRICEフィールド及びXISBNフィールドを除く)、目録対象資料が最初に刊行された時点の情報に基づいてデータ記入を行う。
既存の書誌データに自動でフィールドを追加し、外部機関作成書誌データに含まれていた件名などの情報を記入することを「システム追記」(→「目録情報の基準 第6版」4.7.1)と呼ぶ。
コードブロックでは、NBN、LCCN、GPON、OTHN の各フィールドがシステム追記の対象である。
一部のコード化情報については、記述ブロックの特定のフィールドに記録した情報を、コード化して、さらにID&コードブロックの対応するフィールドに記録する。