中国語書誌レコード及び中国名典拠レコードにおいては,目録用言語として日本語を用いる。
(選択事項)
中国語書誌レコード及び中国名典拠レコードにおいて,目録用言語として中国語を用いることができる。目録用言語として中国語を用いるかどうかは,各参加組織が自由に選択する。
本タイトルの前に「欽定」「御批」「」「」「」「」「足本」「」「」「」「袖珍」「」「」などの文字があるものは表示されているとおりに記録する。これらの文字を除いた形は必要に応じてVTフィールドに記録する。
以下にあげるものはタイトル関連情報とは扱わず,省略するか,または必要に応じてNOTEフィールドに注記する。
ア. 5か年計画(「八五」「九五」などを含む字句)等のプロジェクト,研究課題であることを示す字句。
イ. など,単に図書出版発行の性質や教材の性質及び読者対象を説明したにすぎない字句。
ウ. タイトルの内容や形式に関係のない一般の宣伝・広告的な字句等。
情報源に表示されている古籍の巻数はタイトル関連情報とし,表示されているとおりに記録する。
タイトル(漢字表記)とピンインが併記されているときはピンインを並列タイトルとは扱わない。
責任表示とするものの例
は必要に応じてNOTEフィールドに注記するが,等については,より直接的に関与した責任表示がない場合には責任表示として記録することもある。
2以上の個人や団体が表示されている場合の取扱い
記録する数,記録順序はNCRに従って記録する。
団体による著作は団体名を責任表示とし,情報源に表示されているとおりに記録する。ただし,情報源上に団体名と個人名の双方が表示されている場合には,まず個人名を記録し,続けて団体名を記録する。規定の情報源以外の箇所に表示されている個人名,団体名は,必要に応じてNOTEフィールドに注記する。
の双方が表示されているときには,主編者のみを記録する。の双方が表示されているときには,まず主編者を記録し,その次に編著者を記録する。
責任表示がなどのレベルに分かれて表示されている場合には最も上位のレベルのみ(「」)を記録する。
集団創作者(具体名のあるなしにかかわらず)と執筆者の双方が情報源に表示されている場合には,表示されているとおりに記録する。
法律,規格(標準),規章,条例などは一般に「」「制定者」「起草者」「提出者」「批准者」を責任表示とし,「」はNOTEフィールドに記録する。ただし「」などの表示がないときには「」を責任表示とする。
は出版に関するものなので責任表示とはしない。
著者の前に付加されている王朝名,国名,少数民族名は,表示されているとおりを丸がっこに入れて記録する。僧尼の法名に「」が付いているものも,表示されているとおりに記録する。これ以外の,人名に付加されている籍貫,肩書き,職名等は記録しない。
ヨミの表記方法については別に定める。日本語ヨミとピンインをTRに記述する場合、ピンインは日本語ヨミの後ろにダブルストローク(||)を置き,続けて記録する。
TR:道教文化||ドウキョウ ブンカ||dao jiao wen hua
VTフィールドに記録するデータの例
本タイトルの前に「欽定」等の文字を冠している場合,タイトルから「欽定」等の文字を除いた形。タイトルの種類コードはVT。
規定の情報源以外の部分に表示されているシリーズ名等はPTBLフィールドには記録せず,必要に応じてVTフィールドに記録するとともにNOTEフィールドに表示箇所について注記する。
中国雑誌においても,NCRに従い表紙を第一情報源とする。
本タイトル中に,号ごとに変わる回次,日付などが含まれる場合は,この部分を省略する。
(例)
タイトルの内容や形式に関係のない一般の宣伝・広告的な字句等はタイトル関連情報とはせず,必要に応じNOTEフィールドに注記する。
中国雑誌においては,「」「主管」「」「」などの役割表示を付した複数の団体名が情報源上に表示されることが多いが,内容の創造により強い責任を有しているとみられるものを責任表示として記述し,編集事務局や監修団体等は,必要があればNOTEフィールドに記録する。
なお,一般的に中国雑誌では,責任団体名に「」の役割表示を付し,編集事務局名に「」,監修団体名に「主管」を用いることが多い。
部編を示す表示は版表示とみなさない。特に中国雑誌には分野別の部編に「版」の表現を用いることが多いので注意する。このような表示は従属タイトルとみなしてTRフィールドに記述する。
中国雑誌における非西暦の年号には,西暦年を補記する。
VLYR:1號 (宣統2 [1910])-
名称には,著者の名前を記入する。
データ要素として記入される名称は,原則として最初に典拠レコード作成時に用いた目録対象資料中本体に表示されている字種・字体のままを記載する。
標目として採用する名称の情報源となる場所は当該資料本体中のいずれの場所からでもよい。また,単一の資料中の複数の異なる字種・字体が記載されている場合には,その内の最も共通性の高いものを選択採用する。
ただし,著名な著者や多作な著者又は清朝期までの著者名については,作成時の目録対象資料の如何にかかわらず,最もよく知られた形若しくは多くの参考資料に記載されている形を採用することができる。
付記事項の生没年には朝代名を加えることができる。
HDNG:劉, 宗周(明 1578-1645)||リュウ, ソウシュウ||liu, zong zhou
名称のヨミは著者の名前に対応するヨミをカタカナで記入する。ピンイン表記をヨミとして併記することができる。ヨミについては基準11.3.4を参照。
標目に選択する形は,原則として多くの目録対象資料や参考資料に表示されている形とする。
名称のヨミは団体名に対応するヨミを記入する。ピンイン表記を「その他のヨミ」として記録することができる。ヨミについては基準11.3.4を参照。
HDNG:北京大学考古系||ペキン ダイガク コウコケイ||bei jing da xue kao gu xi
政府機関等は,国名,省名,都市名等を冠した名称を標目とする。ただし,国名等を判断することが困難な名称は,所在地等を付記事項として記述することもできる。