WebUIP利用マニュアル（図書編）

4.2 書誌データの流用入力

　総合目録データベース、または参照ファイルに、以下のような類似した図書書誌レコードがある場合、そのレコードを流用して図書書誌レコードを登録できます。

　例：同一出版社により出版された同一著者による図書書誌レコードがある場合

注　意

• 同一の内容を持つレコードを総合目録データベースに重複して登録すると、本来１つの書誌レコードに集約される所蔵レコードが分散してしまい、総合目録データベースとしての品質が低下します。
  書誌レコードを登録する場合には、何種類かの検索語を使って十分に検索し、求める書誌レコードが総合目録データベースに登録されていないことを慎重に確認してください。 判断基準については、『コーディングマニュアル』参照。
• 参照ファイルから流用登録する場合、流用元のデータ内容が総合目録データベースのデータ基準と異なる場合があります。このような場合、データ内容を変更する必要があります。 判断基準については、『コーディングマニュアル』の第2章、第3章を参照。

　「竹取翁物語」参照ファイルから検索し、流用登録します。ここでは該当書誌を検索し、図書書誌詳細画面を表示した状態から説明しています。

1　図書書誌詳細画面で、[流用]をクリックします。

ヒント

• 参照ファイルのレコードを、修正することはできません。このため参照ファイルの図書書誌詳細画面上には、[修正]や[所蔵登録]などは表示されません。

⇒図書書誌流用作成画面が表示されます。
ここでは、VOLフィールドのPRICEを変更します。VOLをクリックしてくだい。入力フィールドが表示されます。

ヒント

• 該当するフィールドが表示領域に無い場合、[タグ追加]左側にある選択フィールドから選択し、[タグ追加]をクリックしてください。
  

2　PRICEを900円から1000円に変更し、[設定]をクリックします。

⇒VOLのフィールドの内容が表示領域に反映されます。以降、必要に応じて同様な手順で修正を行います。

ヒント

• 図書書誌レコードを登録する際には、目録規則に従ってデータを登録してください。目録規則については以下を参照。
  『目録情報の基準』
  『コーディングマニュアル』
  『NCR』、『AACR2』（準拠する目録規則）
• 図書書誌レコードを流用入力する際の注意点については、以下を参照。
  『オンライン・システムニュースレター抜刷集 2.4　流用入力』

3　必要なフィールドをすべて修正したら、[所蔵登録]をクリックします。

ヒント

• 図書書誌レコードでは、以下のリンクを形成できます。

−　著者名リンク（ALフィールド）

⇒「4.3　著者名典拠レコードとのリンク形成」参照。

−　統一書名リンク（UTLフィールド）

⇒「4.4　統一書名典拠レコードとのリンク形成」参照。

−　書誌構造リンク（PTBLフィールド）

⇒「4.5　親書誌レコードとのリンク形成」参照。

• 以下のリンクは、以降の操作によって自動的に形成されます。

−　図書所蔵リンク

⇒図書書誌レコードが流用登録され、図書所蔵新規作成画面が表示されます。
画面上部には「書誌の登録が完了しました」とメッセージが表示されます。
この時点で、初めて総合目録データベースへの図書書誌レコードの登録が完了します。

6　流用登録した図書書誌の所蔵登録をします。

ヒント

• 図書所蔵レコードを登録する操作については、「第3章　所蔵登録」を参照してください。