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2.3 カレントファイルとバックファイル

ILLシステムでは,複写ファイル(COPY),貸借ファイル(LOAN),それぞれのファイルを更にカレントファイルとバックファイルという二つのファイルに分割して管理している。

カレントファイルは,通常業務で使用するILLレコードが記録されているファイルである。最終更新日が半年以内で最終状態(「確認」「返却確認」「CANCEL」)のレコード及び最終状態以外の全レコードが記録されている。

バックファイルは,最終更新日から半年以上経過した最終状態のレコードを記録したファイルである。ただし,保存期間は,最長2年間である。それ以前のレコードは,ファイルから削除している。また,バックファイルのレコードは,検索・表示のみ可能である。更新は,できない。

年に1回,最終更新日から半年以上経過した最終状態のレコードを対象に,カレントファイルからバックファイルへ移行する作業を行っている。同時に,バックファイルに移行してから2年以上経過したレコードを削除する作業も行っている。

この移行作業によって,カレントファイル・バックファイルのレコード件数の増えすぎを防ぎ,システムの負荷の軽減を図っている。

【運用状況】

2011年度からは,原則として毎年10月の第4日曜日に移行作業を行っている。日程は,NACSIS-ILLニュースで別途通知する。
参照:p.5「1.2 システム変更に伴う改訂について」


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