NACSIS-CAT全国雑誌所蔵データ更新作業マニュアル
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付録C データ記述文法

  1. ここでは,データ記述文法を,所蔵データ,書誌データの順に示しています。
  2. データ記述文法とは,データを入力する際の記述方法(データ要素の記述順序,データ要素間の区切り記号等)を指示するものです。
  3. 記述文法は原則としてISBDの区切り記号法に準拠しています。
    区切り記号の主な相違点は以下の2点(下線部)。
    1. TRにおいて責任表示のみが並列する場合
      本タイトル△:△タイトル関連情報△/△責任表示△=△/△並列責任表示
    2. 出版者と出版年の区切り
      出版地△:△出版者△ , △出版年
  4. 「繰り返し」は,その画面項目を複数繰り返すことができるかどうかを示します。

[記述文法の見方]


  1. A,B,C,Dは,データ要素およびISBDの区切り記号等を示す。
  2. 左から右へ,A B Cの順に記述する。
  3. 上記例では,A,およびCは,必ず記述する。
  4. Bは記述しないことも可能である。
  5. A,およびCは,複数回繰り返して記述することが可能である。
  6. Cを繰り返す場合は,CとCの間にDを記述する必要がある。
  7. △の記号は,空白を示す。

  1. 所蔵データの記述文法
    項目名 繰り返し 記述文法,及び記述例
    配置コード (例) 教養
    (例) 分館
    (例) 経図書
    巻次 •  巻(又は号)のみの場合
    (例)1-12
    (例)4-6,8,10-30
    (例)2-6,8
    •  不完全巻の表示〔この前後に①の記述文法が続くことがある〕
    (例)4()-8()
    (例)6(),7-8
    (例)6(6),7(2-4),8(1-4)
    (例)7-8,9(1-7,9-12),10-16
    •  巻次変更がある場合〔A、Bの部分の記述文法は、 1)又は2)の全体である〕
    (例)4-9;5-8
    (例)4-9;5-7,8(1-4)
    (例)159-170;16-18,19(1-2,4-6,8-12),20-21
    年次
    〔巻次変更は「;」で区切って繰り返す〕
    (例)1982-1985
    (例)1947-1947
    (例)1950-1960;1961-1968
    (例)1958-1959;1959-1961
    継続受入 (例) +

  2. 書誌データの記述文法
    項目名
    (画面項目名)
    繰り返し 記述文法、及び記述例
    タイトル及び責任表示に関する事項
    ( TR )
    (1) 本タイトルが共通タイトルと従属タイトル(部編記号,部編名)からなる場合

    (例) Journal of polymer science. Part A, General papers
    (例)愛媛大学紀要 . 第 2 部 , 自然科学 . B シリーズ , 生物学∥ エヒメ ダイガク キヨウ . ダイ 2 ブ , シゼン カガク . B シリーズ , セイブツガク
    (例)埼玉大学紀要. 自然科学篇∥サイタマ ダイガク キヨウ. シゼン カガクヘン
    (2) 本タイトル,タイトル関連情報,責任表示( 2 番目以降の役割の異なる責任表示)がある場合

    (例)Nyasaland journal / Nyasaland Society
    (例)American industries : manufacturer's magazine / National Association of Manufactur
    (例)日本の防衛 : 防衛白書 / 防衛庁編∥ニホン ノ ボウエイ : ボウエイ ハクショ
    (3) 並列タイトル,並列タイトル関連情報がある場合〔 A,B の部分の記述文法は,(2)と同じである〕

    (例) New Technik = New techniques
    (例) 釧路論集 : 北海道教育大学釧路分校研究報告 = Kushiro ronsyu : reports of Hokkaido University of Education (Kushiro) / 北海道教育大学釧路分校∥クシロ ロンシュウ : ホッカイドウ キョウイク ダイガク クシロ ブンコウ ケンキュウ ホウコク

    項目名
    (画面項目名)
    繰り返し 記述文法、及び記述例
    巻次・年月次に関する事項
    (VLYR)
    (1) 一般的な記述文法 (全体を「A」または「B」とする)

    (例) Vol. 1, no. 1 (1979/1980)-v. 3, no. 1 (1985)
    (例)-v. 40 (Aug. 1997)
    (例)1号 (昭46.7)-
    (例)昭和23年度 (昭23)-昭和34年度 (昭34)
    (2) 別形式の巻次・年月次がある場合 [A,A’の部分は(1)と同じである]

    (例)Vol. 63 (1923)-v. 78 (1938) = No. 38 (1923)-no. 53 (1938)
    (例)Vol. 26, no. 7 (1984.7)- = 通巻307号 (1984.7)-
    (例)1巻1号 (1961.1)-29巻8号 (1990.8) = 通号1号 (1961.1)-通号344号 (1990.8)
    (3) 巻次変更がある場合 [A,Bの部分は(1)と同じである]

    (例) -v. 5, no. 3 (July 1980) ; No. 20 (Sept. 1980)-
    (例) 1号 (昭47.1)-4号 (昭47.10) ; 2巻1号 (昭48.1)-
    (例)1集 (1970.1)-12号 (1970.12) ; 2巻1号 (1971.1)-
    (4) 別形式の巻次表示と巻次変更を同時に表現する場合[A,A',B,B'の部分は(1)と同じである]

    (例) Vol. 1, no. 1 (Jan. 1980)-v. 2, no. 12 (Dec. 1981) = No. 1 (Jan. 1980)-no. 24 (Dec. 1981) ; V. 1, no. 1 (Jan. 1982)- = No. 25 (Jan. 1982)-

    項目名
    (画面項目名)
    繰り返し 記述文法、及び記述例
    出版・頒布等に関する事項
    (PUB)
    (1) 一般的な記述文法

    (例) New York : AMS Press , 1970-1988
    (例) [S.l.] : [s.n.] , c1971-
    (例) Paris : Galerie Fanny Guillon Laffaille
    Bonn : Galerie Christoph Pudelko , [1987-]
    (例) 札幌 : 北海道出版企画センター
    (例) 那覇 : 琉球文教図書 , 1966-1997
    (例) 東京 : 内政史研究会 , -1983.3
    (例) 大阪 : 納税協会連合会
    大阪 : 清文社 (発売) , 1986.11-
    (2) 複数の出版地・頒布地等がある場合

    (例)New York ; Tokyo : Delphin Verlag , 1981-1982
    (例) 東京 ; 京都 : 法律文化社
    (3) 複数の出版者・頒布者等の出版地・頒布地等が同一の場合

    (例) [Honolulu] : University of Hawaii Press : Bishop Museum Press , -c1990
    (例) 名古屋 : 愛知県立大学 : 愛知県立女子短期大学 , 1989.3-



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