目録システムコーディングマニュアル（CAT2020対応版）

付録2.2 正規化処理

〔データ登録コマンドと正規化処理〕

　データ登録コマンドが発行されると、目録システムは、当該コマンドの発行画面(入力画面/修正画面)に記入されているデータを対象にして、正規化処理を行う。

　画面に表示する際の正規化処理は、7種類に分けられる。

• 1 すべてのフィールドにおいて、全角英数字を半角英数字に変換する（BASIC）
• 2 すべてのフィールドにおいて、一部の記号をUCS正規化する（BASIC）
• 3 すべてのフィールドにおいて、半角カタカナを全角カタカナに変換する（BASIC）
• 4 特定のフィールドにおいて、ローマ字大文字をローマ字小文字に変換する（SMALL）
• 5 特定のフィールドにおいて、ローマ字小文字をローマ字大文字に変換する（CAPITAL）
• 6 特定のフィールドにおいて、ハイフンを削除する（REMOVE_HYPHEN）
• 7 特定のフィールドにおいて、桁揃えのために「0」(アラビア数字ゼロ)を挿入する（ZERO_PADDING）

〔2バイトコード→1バイトコード〕

　下記の文字種については、2バイトコード文字は、対応する1バイトコード文字に変換され、画面に表示される。

〔記号をUCS正規化〕

　下記の文字種については、対応するUCSコード文字に変換され、画面に表示される。

〔半角カナ→全角カナ〕

　下記の文字種については、1バイトコード文字は、対応する2バイトコード文字に変換され、画面に表示される。

〔大文字 → 小文字〕

　次のフィールド(データ要素)においては、ローマ字大文字は、対応するローマ字小文字に変換され、画面に表示される。

〔小文字→大文字〕

　次のフィールド(データ要素)においては、ローマ字小文字は、対応するローマ字大文字に変換され、画面に表示される。

〔スペースの削除〕

　すべてのフィールド（データ要素）において、先頭のスペース(NVTコード:20/2121)は、削除される

　すべてのフィールド（データ要素）において、末尾のスペースは、削除される。

　なお、この項でいう「データ要素」には、区切り記号が含まれる。

〔ハイフンの削除〕

　次のフィールドにおいては、ハイフンは削除される。

〔「0」(アラビア数字ゼロ)を挿入する〕

次のフィールドにおいては、記入されたデータ要素の桁数(バイト数)を揃えるため、特定位置に「0」(アラビア数字のゼロ)が挿入される。　
「0」は、必要な数だけ挿入される。