目録システムコーディングマニュアル(NCR2018対応版)


[目次]
[前ページ]6.3.2 SAF
[次ページ]第7章 図書所蔵データ

6.4.1 NOTE

6.4.1A 〔形式〕

NOTE 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数

注記

必須1

可変長

1024バイト

128

6.4.1B 〔記述文法〕

記述文法については、「付録6.6 著作典拠データの記述文法」を参照のこと。

6.4.1C 〔フィールド内容とデータ要素〕

 NOTEフィールドには、データ作成・修正等に関する各種情報を記録する。
 NOTEフィールドは、他のフィールドには記録できないが、各参加機関が必要とする各種情報を記録するために設けられたフィールドである。

6.4.1D 〔データ記入及び記入例〕

D1

 著作の典拠形アクセス・ポイントを決定し、典拠データ作成の根拠とした目録対象資料について、そのタイトル、出版者、出版年等の書誌情報を記録する。
 また、国文学研究資料館の提供する「国書データベース」を根拠とした場合や、何らかの資料に拠ったのではなく推量による記述等の場合にも、その旨を記録する。

(例)
NOTE:捜神記 / 干宝著 ; 竹田晃訳 (平凡社, 1964) による
(例)
NOTE:国文学研究資料館「国書データベース」による
(例)
NOTE:アクセス・ポイントのヨミは推量による

D2

 著作典拠データの識別に有効な場合は、国文学研究資料館の提供する「国書データベース」の著作レコード中の「分類」「成立年」等を記録することが望ましい。

(例)
HDNG:太平記 (KOTEN:5298)||タイヘイキ
NOTE:浄瑠璃
 (「分類」が軍記物語や黄表紙の「太平記」ではない)

D3

 SAFフィールドに相互参照先のデータとリンク関係を記録する場合、関連指示子あるいはどのような関連かといった説明的文言を記録することが望ましい。

(例)
HDNG:竹取翁伝||タケトリ オキナ デン  <EA00008736>
SAF:竹取物語 (KOTEN:5389) ||タケトリ モノガタリ <EA00008747>
NOTE:竹取物語の祖形


[ページの先頭]