「コーディングマニュアル」は、総合目録データべースのそれぞれのデータセットにデータを登録する際の、データ記入の具体的方法を解説するものである。
「コーディングマニュアル」は、「目録情報の基準」に従って実際にデータ登録を行う際の、データ記入の標準化をはかるために提供される。
「目録情報の基準」は総合目録データべース形成のための基本原理を提示するものであるが、データ登録にあたっては、「目録情報の基準」の具体的運用方法を示すマニュアルの刊行を望む声が以前から上がっていた。
また、「目録情報の基準」は「目録規則」レベルで機能すべきものであり、「目録規則適用細則」レベルのマニュアルに対する要望も多い。
このマニュアルの公刊によって、データ記入時における総合目録データべースの品質管理の向上が期待されるところである。
「コーディングマニュアル」は、「国立情報学研究所 目録所在情報サービス」のWebページ(https://contents.nii.ac.jp/catill)にて公開されている。
「コーディングマニュアル」は、システムの改定、目録規則の改訂等、様々な理由によって、項目の改廃、追加等が行われることがある。
「コーディングマニュアル」の改訂は、「国立情報学研究所 目録所在情報サービス」のWebページの更新によって行われる。
なお、2020年8月には、「目録情報の基準 第5版」への対応による改訂、2024年10月には「日本目録規則2018年版」に基づいた「目録情報の基準 第6版」適用への対応による全面的な改訂を行った。
このマニュアルの内容等に関する照会先は、次のとおりである。
国立情報学研究所 学術基盤推進部 学術コンテンツ課 CAT/ILL担当